4月12日

ありふれたアメリカを映し出すロックサウンド、それがジョン・クーガー

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ジョン・クーガーのアルバム「アメリカン・フール」が全米で発売された日
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photo:fanart.tv  

愕然とした・・・。80年代にあれほど聴きまくっていた「ジョン・クーガー」の存在を僕はすっかり忘れていた。Re:minderにコラムを書かせてもらうことになって、もちろん自分が聴いてきた80年代の音楽シーンやアーティストを振り返る作業をするわけだけど、その作業の中、僕は突然ジョン・クーガーに再会する。

80年代に聴いてきたアーティストは、もちろん今でも良く聴いている。でも何故か僕の中で彼の存在がスッポリと抜け落ちていた。新しいアルバムが出るのを待ち続け、ヘビロテで聴いていた大好きだったアーティストであるにも関わらずだ。ざっと計算してみると、僕は25年くらい彼の存在を忘れていたことになる。理由は何だ、レコードからCDに時代が変わった時、彼のアルバムを買い直していなかったからだろうか。いづれにしても、Re:minderに感謝しなくちゃ。僕は今、25年の空白を取り戻すかのごとく、80年代と同じように彼を聴きまくっている。

80年代、僕にとってアメリカン・ロックといえばジョン・クーガーだった。ボス(ブルース・スプリングスティーン)ももちろん大好きだけど、僕は、MTVから突然飛び出してきた彼に、あっという間に夢中になった。「アメリカン・フール」は1982年に発売されたジョン・クーガーの5枚目のアルバムで、僕が初めて買った彼のアルバムだ。このアルバムは爆発的大ヒットを記録することにとなり、同年度最も売れたアルバムとして記録に残っている。10月には、アルバムチャートで1位、2曲のトップ10シングルを4週連続で同時にチャート・インさせ、ジョン・レノン以来の快挙を達成した。その2曲のシングルが「青春の傷あと(Hurts So Good)」と「ジャック&ダイアン」だ。2曲とも80年代に洋楽を聴いてきた人なら必ず知っている大ヒット曲である。

僕は4輪専門で、バイクにはとうとう乗らなかった(これから乗るかもしれないけど)。でも、アメリカの広大な大地や片田舎をハーレーで走るのが夢だったりして、そんなシーンが似合う曲が昔から好きだ。80年代前半のジョン・クーガーのサウンドは明るく乾いていて、そんなシーンを想像させてくれるストレートなアメリカン・ロックだ。気分をスカッっとしたい時に、僕は決まってジョン・クーガーを聴いていたことを思い出す。25年間彼を忘れていたのには愕然としたけど、その分、どの曲を聴いても懐かしく、新鮮で、今とても楽しいという事実。やっぱりRe:minderに感謝だね。


※ファンの方ならご存じ通り、「ジョン・クーガー」は、「ジョン・クーガー・メレンキャンプ」、「ジョン・メレンキャンプ」と名前を変えています。今回のコラムのテーマのアメリカン・フールの時のクレジットはジョン・クーガーなので,文中はジョン・クーガーと表記させてもらっています。

2016.06.05
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  YouTube / JohnMellencampVEVO


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カタリベ
1965年生まれ
藤澤一雅
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