9月13日

ストレイ・キャッツ初来日、いい席を取るにはプロモーターの事務所へ行け!

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ストレイ・キャッツの初来日公演が「渋谷公会堂」で開催された日
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photo:straycats.com  

1981年9月、ネオロカビリーブームを巻き起こしていたストレイ・キャッツが初来日した。私の初めての洋楽ライブ体験が、このとき渋谷公会堂で行われた彼らのライブ。席は、なんと最前列ど真ん中だった。

そんな贅沢な席を取ってくれたのが、一緒に渋公に行った4歳上の姉。この頃は、姉のような普通の女子高校生でも、やり方次第でいい席のチケットを手に入れることができた。「どこよりもいい席を取るには、プレイガイドより、プロモーターの事務所へ行け」なんてことを、当時姉から教わった。

アルバムを出した、欧米でツアーが始まった、あのバンドの来日そろそろ決まるかも… という噂が流れると、姉は早起きになる。朝刊に載るライブの告知広告をチェックするためだ。広告が出たら、それがプロモーターの事務所でチケット購入の整理番号表を配るという合図。事務所まで行って整理番号を手に入れると、後日、整理番号順にチケットを購入することができる。ストレイ・キャッツのチケットも、姉はこの手でプロモーターまで行き、最前列ど真ん中を手に入れた。

最前列って、そりゃもう最高の席だが、ストレイ・キャッツのときはうれしさより、どう振る舞えばいいのかわからない、という戸惑いのほうが大きかった。「涙のラナウェイ・ボーイ」で、どうやって踊ったらいいの? ロカビリーって、どうのるのが正しいの? ブライアン・セッツァー目の前だし! なんて思っているうちに、約45分間のライブはあっという間に終わった。疾風のようなライブだった。

その後、姉のやり方を受け継ぎ、私も自力でいい席を取るために頑張った時期もあった。だが、チケットぴあが、さらにインターネットが誕生したことで、チケットの取得方法は大きく変わった。業界関係のツテでもあれば別だが、いい席や整理番号が取れるかは努力より運次第になった気がする。40代後半となった今は、スタンディングのライブで前のほうに行くのも厳しくなり、後方で見るのが習慣に。

最前列をあたりまえのように思っていたあの頃、思えばなんて贅沢か。どうやってのればいいかなんて、つまらないことに気をとられてた自分に説教したいくらいだ。ただ、今でも、「涙のラナウェイ・ボーイ」はどうのるべきか、わからない。


※2016年8月9日に掲載された記事をアップデート

2019.04.10
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  YouTube / StrayCatsVEVO 
 

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1967年生まれ
平マリアンヌ
Miccoさん、そうなんですよー。UDOもバンプロも、当時はこれでいい席とれたんです。
ブライアン・セッツァー、おっきなネコみたいでかわいかったですよ!
もちろん、スリム・ジム・ファントムのドラムソロはありません。
2016/08/10 16:58
4
返信
1967年生まれ
Micco
最前列!!すごいっ!
早起きして新聞checkしてプロモーター事務所に整理券もらいにいって取れるもんだったんですね。努力(若さ?)の賜物だわー。
このころのキャッツを最前列で観たなんて、うらやましすぎるっ!!
2016/08/10 13:29
2
返信
1967年生まれ
平マリアンヌ
時の旅人さま いえいえ、どういたしまして。ストレイ・キャッツ、わたしにとっては忘れがたいバンドです。ブライアン・セッツァーのソロより、こっちです。
2016/08/09 16:29
1
返信
1967年生まれ
時の旅人
拝啓 マリアンヌ様 このコラムを目にしなければ、一生ストレイ・キャッツを思い出すことは無かったでしょう。 ありがとうございました。 敬具
2016/08/09 11:13
3
返信
カタリベ
1967年生まれ
平マリアンヌ
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