今回、シリーズ最後の、ユーミンサウンドとオトナの胸キュンドライブ。
80年代のデートでは必須アイテムだった、クルマでしか見られないユーミンならではの歌詞の景色、世界観を書いていきますね。
皆さんは、ドライブ中に、わぁ!ユーミンの歌詞どおりの光景! と、驚いたり感激したことはありませんか。
私は高校生の頃、この「星空の誘惑」を聴いて、オシャレな爽快感のあるメロディーにわくわくし、夜のドライブへの憧れを大きくしていました。
そして、短大生になり、夜のドライブを体験した時に、この歌詞のある部分が、本当に歌詞のとおりで、ものすごく感動したのです。
オレンジのトンネルの中は
顔がネガのようだわ
今は、カメラのフィルムを知らない世代が多く、あの茶色い「ネガ」という言葉、意味がわからない人が多いのではないでしょうか。
夜のドライブでトンネルの中を走り、運転席の男性を見た時、その横顔にはオレンジ色のライト、照明が流れるように写っていました。
本当にフィルムのネガが一コマ一コマ流れて動いているように見え、歌詞の表現が現実にあるということに感動し、嬉しさがこみ上げてきたのです。
18歳の私は、歌詞が紡ぐストーリーと、オシャレなユーミンの世界観でドライブしている感覚になりました。
大人にならないとこういうユーミンの歌詞の世界観を楽しめない、歌詞どおりの現実を知ることができない。
ユーミンサウンドの「ドライブ」は、大人になる楽しみを与えてくれたのです。
星屑がこぼれそうな夜
小刻みにふるえるミラー
もう戻れぬ遠いところへ
私のこと運んでほしい
女性は、好きな人とドライブをしている時は、この密室の二人だけの空間、時間がずっと続いて欲しいと、助手席で願っていたり夢見ていたりしています。
車は、どこまでも遠いところへ運んでくれる、夢を叶えてくれる…
80年代を懐かしく思いながら、今も胸がキュンとなるユーミンサウンドの「ドライブ」。たまには好きな人と今を、ドライブを、楽しんでみませんか。
あの頃とは違う、今の自分の景色を楽しめるかもしれませんね。
2017.06.16
YouTube / 一本気大将
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