うり坊
プロデューサー、ライター
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5
担々麺と一人旅と音楽と読書をこよなく愛するスナフキン
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年表
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フォロワー
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1
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7
僕たちのロック入門書「すすめ!!パイレーツ」と「マカロニほうれん荘」
カタリベ / 鎌倉屋 武士
うり坊
どちらもリアルタイムではまった世代です。当時はめちゃくちゃ面白かったのはあの時代と寝てた漫画だから。なので今読んでも、なんであんなに笑ったのかがわからなくなってしまうのは、ドリフとひょうきん族の違いと似てる。全員集合が終わったとき総集編をやってたが子供の頃のネタに大人になってからも涙を流して笑えた。普遍的なおかしさだった。同じくひょうきん族の再放送を見てたらクスリともできなかった。リアルタイムではひょうきん族の方が面白かったのに。時代性を伴うアドリブ中心の軽い笑いは、その時代でないともはや笑えなかった。パイレーツもほうれん荘もあの時代の空気を切り取っているからこそすぐれた漫画だったんだと思う。漫画ってそれでいいんだと思います。
2020/02/05 23:25
20
1
9
7
8
フォークソングの終焉、ポップスの平原を自在に駆け抜けた伊勢正三
カタリベ / 藤本 真
うり坊
かぐや姫での正やんはビートルズでいうとジョージ・ハリソンのような人で、繊細で独自の音楽性を持っていたなと思います。そして同じくジョージのように解散後に一番早く自分らしさを出して成功した人だとも。「海風」はその象徴でした。当時はロス録音とかはおしゃれだなぁと思いましたがバッキングはまさにLAという感じで、そこには「神田川」も「赤ちょうちん」も存在しない、四畳半フォークと一線を画したシティポップの理想型がありました。
2020/02/05 22:56
30
1
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9
ピンク・フロイド「ザ・ウォール」はプログレ時代の終わりの始まり
カタリベ / 中川 肇
うり坊
ウォールはプログレの終わりの始まりという意味ではロジャー・ウォーターズのバンドとしての終わりでしたね。僕はあの仰々しい世界観や芝居がかったメドレーなど大好きだったし、当時、エアチェックしたカセットテープをヘッドホンで夜中に聴いてて最後の方はなんだか怖くて(ザ・トライアルのあたりとか)それでも毎日夢中で聞いていたので、このあとにバンドがデイブ・ギルモアのピンクフロイドになったことで聞かなくなりました。このアルバムをシングルカットの観点では全く記憶してなかったです。そうかぁディスコだったのか、と驚きました。ミス・ユーやラヴィン・ユー・ベイビーのような露骨な感じがしなかったからか。不思議です。
2020/03/01 12:12
60
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8
0
クリスタルキング「大都会」もう二度と再現できないあのツインヴォーカル
カタリベ / 宮木 宣嗣
うり坊
「蜃気楼」の方をカラオケでは歌ってたなぁ、「大都会」はあまりにベタすぎて・・。それにしてもこの大袈裟なイントロ(歌謡曲的な曲調とあまり関係ないプログレハード風)はまさにポプコンが生み出した「派手なのが目立つ」路線の象徴。確か本人たちもインタビューでそんなことを言ってた記憶が。良くも悪くもこれがポプコンであり世界歌謡祭。
2020/02/12 15:05
95
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0
EPICソニー名曲列伝:佐野元春「アンジェリーナ」大村雅朗とのガチンコ対決
カタリベ / スージー鈴木
うり坊
「情けない週末」のストリングスアレンジは驚異的でした。バンドスコアを買ってイントロのストリングスアレンジをキーボードを重ねて多重録音し、なんて複雑なんだろうと感心しました。その一方、アンジェリーナのアレンジは古くさかった。時代の挾間の迷走かも。。
2020/03/21 20:31
65
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0
拝啓、ジョン・レノン。彼が射殺されたことを知った冷たい風が吹きまくる冬の夕方
カタリベ / 太田 秀樹
うり坊
昼、学校で「おい知ってるか?ジョン・レノンが死んだらしいで」と、僕がビートルズファンであることを知っててイジりにきたのであろう友達のあけすけな一言でジョンの死を知りました。僕にとって1980年12月9日は歴史上の偉人のなくなった日として1963年11月22日と同じように遠い出来事のように感じてました。涙も出なかった。だいぶ経ってから初めてその存在の重さに気付かされましたね。。
2021/12/09 23:29
50
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8
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伊藤銀次 meets かまやつひろし、日本人離れした感覚を持ったコスモポリタン
カタリベ / 伊藤 銀次
うり坊
佐野元春というアーティストが当時内包していた今にも爆発寸前のエネルギーに満ちた楽曲が沢田研二の声を通した瞬間に今度はどこを切り取ってもジュリーの曲になるという素晴らしい化学反応に溢れたアルバムでした。
2020/02/22 17:50
44
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8
2
達郎サウンドの礎、青山純と伊藤広規のリズム隊 — 出会い篇「SPARKLE」
カタリベ / ミチュルル©︎たかはしみさお
うり坊
大学の同級生が、ドライブ中に何度もイントロに巻き戻しては「SPARKLE」をかけてたことを思い出します。あのイントロを聴くだけで、あっという間に30年近く時が戻ります。YouTubeで何人ものアマチュアの「SPARKLE」を聞いた(見た?)けど、達郎と同じように弾けている人は1人もいなかった。音色とノリと左手と右手のバランスが難しく、成立させるためには青純さんと伊藤さんのリズム隊も不可欠なので、今となってはもはや本人も全く同じようには二度と弾けないのでは?とも思えるほどの歴史的名演でした。「夏だ、海だ、タツローだ」のコピーがもっとも相応しいアルバムです。
2020/02/05 23:11
152
1
9
8
2
松田聖子はBがいい、珠玉のクオリティはB面「制服」Bメロにあり
カタリベ / 指南役
うり坊
リアルタイム世代としては、同級生が「B面の”制服”の方が名曲だぜ」という通ぶった台詞を昨日のことのように思い出します。僕にとってこのシングルはビートルズの「ペニーレイン/ストロベリーフィールズ・フォーエバー」の両A面シングルに匹敵する無敵のカップリングです。今聞くと男女雇用機会均等法前夜の男性ご都合主義(男にとって女子はこうであってほしいという願望の具体化)の歌詞なのですが、当時は本当に刺さった。純情だったんだな。
2020/02/05 23:16
48
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8
3
僕の前にいきなり現れたロック・シンガー、佐野元春で忙しかった夏
カタリベ / 藤澤 一雅
うり坊
前後は細かく記憶してないけど、宇崎竜童のファイティング80で毎回アンジェリーナやグッドタイムスバッドタイムスを調子っぱずれに歌ってた姿や、甲斐よしひろのサウンドストリートで「アンジェリーナ」を初めて聞き、隣の部屋で勉強していた妹が「スプリングスティーンの新曲?」と言いながら部屋に入ってきたことや、初めて買った元春のアルバムが「HEARTBEAT」で1曲目の「ガラスのジェネレーション」をレコードが擦りきれるまで聞いたことなどがゴチャッとひとかたまりで高2か高3くらいの思い出です。ティーンエイジャーの男子が抱きしめるように聞ける元春としてはそこまででしたね。それ以降、「SOMEDAY」のアルバムは少し気取ってて自分たちの元春がちょっと遠くなった感じがしてたし、NoDamageに入っているナイアガラトライアングルに提供した一連の曲はさらに気取ってると感じて(それはカフェボヘミアで完全に決定的になるんだけど)元春に夢中になることから卒業しました。18歳とか19歳で元春の1枚目とか2枚目に出会えた幸福と、否応なく元春も僕らも大人になって時の残酷さを味わう不幸と両方を体験することになりました。つまらない大人になりたくないと本当に思ってたな。
2020/02/22 18:40
65
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8
3
胸キュンドラマ「青が散る」主題歌、松田聖子が描いてみせた “蒼い” 青春の光と影
カタリベ / 親王塚 リカ
うり坊
後に仕事で初めて二谷さんに会ったとき、このドラマを見てて好きだったことを伝えようかと思った
けれど、目の前の迫力ある経営者としての「圧」にのまれて、当たり障りのないことだけ話した記憶が
あります。ずっと声が好きだった皆口裕子さんとお仕事したときも同じことが起きた。基本中二病だな(^_^;)
2020/04/05 15:00
53
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8
4
松田聖子「時間の国のアリス」裏の主役は松原正樹が聴かせる色気たっぷりのギター!
カタリベ / 彩
うり坊
ユーミンの「恋人はサンタクロース」のギターも松原さんだけど、どちらもギター少年がコピーしたくなるフレーズでした。80年代はルカサーを始め、スタジオミュージシャンのギターは皆コンプが強くかかってショートディレイが薄く乗った伸びのあるロングトーンばかり。その音が出したくてエフェクターを買い集めたことも。歌でも曲でもなくギターフレーズで心をつかんだギタリストの代表。松山千春の「長い夜」は松原さんのあのギターフレーズでなければあそこまで売れなかったと思います。
2020/02/09 17:21
28
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9
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7
KAN「NO-NO-YESMAN」鍵盤男子が好きだった!
カタリベ / 彩
うり坊
僕が中学生時代、ピアノを弾いて歌う人はまだ少なく、それこそ日本では
原田真二か小田和正か財津和夫かっちゅうくらいでした。
大学まで軽音でキーボードやって歌ってましたが、
鍵盤男子はモテたろう?と周囲から言われた時に、僕が気付いた真理は
「鍵盤男子はもてる。ただしイケメンに限る」でした。原田真二はあの
カーリーヘアと童顔でめちゃくちゃ女子に人気があったけど、
じゃあミッキー吉野はどうかというと女子人気より男子人気だった。
エルトン・ジョンに憧れて原田真二はピアノロックを始めたと
確かインタビューで答えてたけど、エルトンより原田真二はとにかく
かっこよかったです。すぐ真似しましたね。なにもかも。
KANが登場したとき、そのステージでの扮装や立ち居振る舞いから
「ああこの人はエルトン系ね」と当時思いましたが、彼の紡ぎ出す
美しいメロディーと少しハスキーなハイトーンは十分イケメンでした。
2020/04/08 13:58