前後は細かく記憶してないけど、宇崎竜童のファイティング80で毎回アンジェリーナやグッドタイムスバッドタイムスを調子っぱずれに歌ってた姿や、甲斐よしひろのサウンドストリートで「アンジェリーナ」を初めて聞き、隣の部屋で勉強していた妹が「スプリングスティーンの新曲?」と言いながら部屋に入ってきたことや、初めて買った元春のアルバムが「HEARTBEAT」で1曲目の「ガラスのジェネレーション」をレコードが擦りきれるまで聞いたことなどがゴチャッとひとかたまりで高2か高3くらいの思い出です。ティーンエイジャーの男子が抱きしめるように聞ける元春としてはそこまででしたね。それ以降、「SOMEDAY」のアルバムは少し気取ってて自分たちの元春がちょっと遠くなった感じがしてたし、NoDamageに入っているナイアガラトライアングルに提供した一連の曲はさらに気取ってると感じて(それはカフェボヘミアで完全に決定的になるんだけど)元春に夢中になることから卒業しました。18歳とか19歳で元春の1枚目とか2枚目に出会えた幸福と、否応なく元春も僕らも大人になって時の残酷さを味わう不幸と両方を体験することになりました。つまらない大人になりたくないと本当に思ってたな。
2020/02/22 18:40