1曲目は「星降る街角 〜 Jumpin' Jack Flash - Dedicate to ROLLING STONES」。ローリング・ストーンズの「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」と敏いとうとハッピー&ブルーの「星降る街角」の見事なマッシュアップです。ストーンズを僕の尊敬するギタリストCharが担当。全ての楽器演奏、コーラスまでChar一人で行なっています。カールスモーキー石井も見事に星降る街角を歌い上げます。この曲もとにかくアレンジが素晴らしく、観終わった時、感動と笑いに包まれ、涙と鼻水が出まくったセッションでした。
2曲目も感動と笑いと涙と鼻水が出る見事なマッシュアップ、「函館の女 〜 I feel good - Dedicate to JAMES BROWN」です。1986年に「別れても好きな人 - Dedicate to SANTANA」を披露したゴールデンコンビ鈴木雅之と桜井賢が、ジェームス・ブラウンの「アイ・フィール・グッド」と北島三郎「函館の女」で再演を果たします。このセッションも、しかしまあ〜 と感心する見事なアレンジです。黒いサングラスの二人はこのままユニット組んで音楽活動して欲しいと当時真剣に願ったことを思い出します。
さて、数回に渡って紹介させてもらった『MERRY X'MAS SHOW』ですが、最後に紹介したい曲はもちろん「Kissin' Christmas(クリスマスだからじゃない)」。この番組のために書かれた楽曲で、作詞が松任谷由実、作曲が桑田佳祐、編曲がKUWATA BANDで制作されています。1986年、1987年共に、番組の最後に出演者全員で歌われた幻のクリスマスソングですね。番組内でレコードにはしないと宣言されたために、レコード化、CD化はされていませんでしたが、2012年7月18日発売の桑田佳祐のベストアルバム「I LOVE YOU - now & forever-」に初収録されることになりました。幻の曲をいつでも聴くことができるようになったのは実にうれしいものです。