6月23日

これぞRCサクセションの決定打!2022年の暑い夜に聴く「サマーツアー」

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“ファンの聴きたいRCサクセション”「SUMMER TOUR」


「♪あーついなーつが、そこまできてるー」

…… と「サマータイム・ブルース」を鳴らしつつ、RCサクセション(以下、RC)だ。

この曲が出た頃、1988年は東京で独り暮らしをしていたが、6畳一間のアパートはエアコンも扇風機もなく、窓全開にして入ってくる風だけが冷房の役割を果たしていた。振り返ると「よく生きてたなぁ」と思う。熱中症なんて言葉もあまり聞かなかった時代。地球温暖化が恨めしい。

おっと、RCはRCでも、今回の主役はこの曲ではなく、1982年の「SUMMER TOUR」の方。同年の春、清志郎が坂本龍一と組んでリリースした「い・け・な・いルージュマジック」がヒットして、人気やセールス的に、もっとも勢いづいていた頃だろう。

当時、東京よりもずっと涼しい秋田に住んでいたマナブも買いましたよ、このレコ。いや、ホント、アツい曲だった。ロックンロール然として力強いビートとリズムに、キーボードのド派手なリフ、ハードなソロとアルペジオが織り込まれたギター、そして清志郎の「♪のーのーべいべえ!」。

ある意味、RCの決定打というか、“ファンの聴きたいRC” が、そこにあった。

清志郎&チャボ、NHK-FMの音楽番組で痛快トーク


この頃NHK-FMで、土曜だったか、日曜だったか覚えてないが、『ニューサウンズスペシャル』という一時間ほどの音楽番組が毎週放送されており、よく聴いていた。司会は元モコ・ビーバー・オリーブの高橋基子。毎回、ひと組のアーティストをゲストに招き、その新譜をかけながらトークするという内容。そこにRC(の清志郎とチャボ)が出る回はいつも聴いていた。…… というか、録音して何度も聴いた。

なぜ、何度も聴いたかというと、話がとにかく面白かったから。「SUMMER TOUR」のヒットを受けて、アルバム『BEAT POPS』がリリースされた頃の回だったと思う。高橋嬢とトークを繰り広げながら「ダッセー!」「みっともねー!」など、日ごろNHKではあまり聴くことのない単語が清志郎とチャボの口から飛び出してくるのが痛快だったのだ。

話は逸れるが、RCと並んで、『ニューサウンズスペシャル』でよく聴いたのが、大瀧詠一が出演した回。これも1982年だったろうか。この人も、RCとは別の意味で話が面白い。とにかく、スキがあればジョークを飛ばしてくる。番組スタッフ内では、「あの落語家」と呼ばれている…… と言われていたことを記憶している。

B面「ノイローゼダンシング」もアツイ曲


話を戻そう。高校1年のマナブは放送部に籍を置いたが、やることもあまりなくて、時々サボったたりしていた。が、「SUMMER TOUR」に衝撃を受け、1年のほぼ幽霊部員の分際で、図々しくも「昼休みの校内放送をやらせてください」と先輩に申し出た。単に、このレコをかけたかったのだ。今思えば、先輩も「幽霊部員が少しでも、やる気を出してくれれば」と思ったのだろう。そんなワケで、夏休みに入る少し前、昼休みの校内放送をやらせてもらい、緊張気味のトークとともに「SUMMER TOUR」をかけた。

初めての割には、クラスメートからの反応も悪くなくて、「声、震えてたな」というツッコミの一方で、「RCのあの曲、いいね」なんて声も。いずれにしても、妙な高揚感を覚えた。今もクラブイベントでDJをしているが、人にレコを聴かせて反応をしてもらうという意味で、このときの高揚感が、現在に続いている道の原点になっているのではないか…… と、ときどき思う。

「SUMMER TOUR」のB面に入っているチャボのヘビーなファンクブルース「ノイローゼダンシング(CHABOは不眠症)」も、夏の夜の暑さを歌った “アツい曲”。これも大好きなナンバーで、

 Ah また眠れねえー 暑い夜

…… というフレーズがリリースから40年を経ても脳裏から離れてくれない。

東京暮らしも早いもので30数年が過ぎたが、年々真夏の寝苦しさが増してくる。エアコンをつけっぱなしにしたいところだが、電気代の高騰も気になる、そんな2022年の夏である。

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2022.06.23
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カタリベ
1966年生まれ
ソウママナブ
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