2018年 12月31日

お祭りにシフトチェンジした紅白歌合戦。さあ、新しい時代の始まりだ!

63
0
 
 この日何の日? 
第69回「NHK紅白歌合戦」が開催された日
この時あなたは
0歳
無料登録/ログインすると、この時あなたが何歳だったかを表示させる機能がお使いいただけます
▶ アーティスト一覧

 
 2018年のコラム 
クイーンの映画「ボヘミアン・ラプソディ」で “あの曲” がカットされた理由

今が良くなきゃ意味がない、80年代をアップデートして退屈をブッつぶせ!

デビュー40周年!いま全員が輝いている「お神セブン」当時の不遇を乗り越えて…

シーナ&ザ・ロケッツ「レモンティー」今なおピカピカの最新型!

現在進行形のロックンロール! 内田裕也の NEW YEARS WORLD ROCK FESTIVAL

2018年の紅白は「ニューミュージック」の盛大なお葬式だった

もっとみる≫




2019年、あけましておめでとうございます。

それにしても皆さん、ご覧になりました? 大晦日の紅白。いやあ、すごかったですねえ。これぞテレビ、これぞ歌番組の雄。もう脱帽です。関係者の皆さま、ホントお疲れさまでした!

思えば、番組冒頭からその予兆はありました。ド頭は平成の紅白を振り返ったオープニングムービー。もう、ここでグッと掴まれちゃうわけですが、その後 NHKホールに矢継ぎ早に登場した、三代目 J Soul Brothers、坂本冬美、郷ひろみ といった手練れのエキスパートたち。ここまでおよそ13分。完璧なテンポ・選曲・演出で期待感を募らせます。

あ、僕はこの番組、毎年1秒たりともザッピングせず見続けてますからね。言ってみれば大ファンです。だからどうしても物申したくなっちゃって、SNS等でも苦言を呈していましたが、今回は往年の勢いを取り戻したかのよう。まさにエポックメイキングな『第69回 NHK紅白歌合戦』でした。

その大きなポイントは「紅白・歌合戦」というフォームからの脱却… いや、偶然なる逸脱といったほうが正しいかな。この一点に尽きると思います。

僕のようなオールド紅白ファンは、「その年に流行った歌を男女対抗で一曲ずつ披露する」ことを是としてきたわけですが、もう完全にそんな時代じゃ無いことが証明されてしまいました。そして、それを完全に立証したのが「特別枠」として大トリを務めたサザンオールスターズとそこに飛び込んだ松任谷由実(※1)。ニューミュージックと呼ばれ、昭和を征したこの2組が「紅白歌合戦」の亡霊にトドメを刺したという事実です。

そもそも「勝手にシンドバッド」なんて、40年前 — 1978年(昭和53年)の曲ですよ。ユーミンが本編で歌った「ひこうき雲」と「やさしさに包まれたなら」はその4〜5年前、荒井由実時代の曲ですしね。

そう、平成の総括と言っておきながら、最後の最後に括っちゃったのが昭和のミュージシャンと昭和の歌。平成に入って試行錯誤しまくった紅白って “いったいなんだったんだ 30 Years” なんて思いますけど、紅白ってやっぱ、一時代まるごと、昭和を30年も引きずっちゃったんですね。それにケリを付けたのがサザンとユーミンって…。歴史というものは偶然から必然を生み出すんだなあ。

さあ、今年からはどうなるんでしょう。

Suchmos、あいみょん、米津玄師など、初登場組の活躍も目覚ましいし、平成デビューの素晴らしいミュージシャンだって数多い。そろそろ、大幅にシフトチェンジした新しい紅白が期待できそうですね。従来の「紅白・歌合戦」なんてフォームは有名無実化しちゃってください。うん、新しい「お祭り」の始まりです!


※1「桑田さんと北島三郎さんが並んだのを見て、aikoが後列にいたユーミンに行くように促してた」というツイートを見つけまして、映像を確認してみると確かに。ユーミンの背中を押した aiko ナイス!

2019.01.03
63
  YouTube / サザンオールスターズ
 

Information
あなた
Re:mindボタンをクリックするとあなたのボイス(コメント)がサイト内でシェアされマイ年表に保存されます。
カタリベ
1966年生まれ
太田秀樹
コラムリスト≫
25
1
9
8
6
全国ネットでローカル番組? NHK-FMリクエストアワーの珍盤コーナー
カタリベ / キマグレ絶望11人いる'16
41
1
9
8
4
カセットテープで曲をプレゼント、そして僕は霧雨で途方に暮れる
カタリベ / パックンチョ。
30
1
9
8
2
ディズニーランドと脚線美の誘惑、まだまだ健在!スクェアの真実
カタリベ / ミチュルル©︎たかはしみさお
59
1
9
8
2
小林克也のドミノ倒し、YMOからナンバーワン・バンドに至る怒濤のアーリー80s!
カタリベ / 彩
58
1
9
7
9
ユーミンの名曲「DESTINY」今日に限って安いサンダルをはいていたくない
カタリベ / 稲田 雪路
27
1
9
8
1
熟成した音楽アプローチ「ステレオ太陽族」サザンのシティポップ '81 夏
カタリベ / 安川 達也