2018年11月17日――
渋谷トランプルーム4Fで開催された『Golden 80’s vol.2 – みんなの洋楽ナイト』にご来場頂いた皆様、ありがとうございました。そして、次回 vol.3 が開催されたなら、また DJ としてパワーアップした姿をお見せしたいものです。
今回は中盤から『ベストヒットUSA』的な流れの選曲で、誰もが楽しめる内容だったと思います。イントロを聴いただけで、一瞬でタイムスリップ出来るというか――。
80年代当時の風景、好きだった人や物、そして様々な出来事。さらには自分が抱えていた悩みの類まで、匂い付きで記憶が蘇ってきました。
今回、時を遡るのに一番効果てきめんだった曲はネーナの「ロックバルーンは99(99 Red Balloons)」でした。まさか、あそこまで83~84年当時に引き戻されるとは夢にも思いませんでした。逆に2018年にこんな中年になっていようとは、80年代に生きていた自分も夢にも思っていなかったでしょう。
今回のイベントで感じた事は「80年代は何もかもが輝いていて楽しかった」って事だけではなくて、社会的にもそれぞれ重要なポジションに就いている私たち Re:minder世代が(私は只の平社員ですが…)、どうしたら再び楽し過ぎたあの 80's な日々を現代にアップデートし、2020年代に持ち込めるかということでした。
昔は良かった。今は?
今が良くなきゃ意味がない。
今の時代が輝いていない最大の原因は何なのか?
理由はただ一つ、「世の中が退屈」ってヤツをただ受け入れてしまっている所に問題があるのではないかと思うのです。
退屈をブッつぶせ
かつて上條淳士先生の漫画『To-y』にもこんな言葉が書かれていたと思います。退屈を寄せ付けない入口は音楽だったり、ファッションだったり、映画や文学やアートなのは80年代から変わらない。文化の効用でそれは今も同じだと思うのです。
50年代に若者だった人々が80年代、90年代を作り上げたのと同じように、80年代に若者だった私達がまずは2019年を、さらには2020年代を盛り上げていかなくてはいけませんね。
追伸
今回の DJイベントで、最終曲はドン・ヘンリーの「ボーイズ・オブ・サマー」と決めていたのですが、思わずニック・ケイヴをかけてしまいました。余りの暗黒ブルースゴスに会場は静まりかえり8割がドン引き、1割が無視、残り1割が狂気乱舞という予想通りの結果となりました――
キラキラばかりが 80's じゃないという事でご容赦下さい。
2018.11.27
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