リマインダーコラム【年間ランキング2022】PVランキング
「懐かしむより超えていけ!」という理念を掲げ2015年の12月に開設された80年代音楽エンタメサイト Re:minder も満7年を迎え、多くの人に読まれるメディアへと成長しました。最近では90年代の音楽も積極的にピックアップしながら、国内外の音楽コラムを中心に、アーティストインタビューやライブレポートを毎日休むことなくお届けしています。おかげさまで2023年1月時点での総コラム数は6,000に近づこうとしています。
ここでRe:minder初の試みとして、リマインダーコラム【年間ランキング2022】PVランキングをお届けします。集計期間は2022年1月1日から12月31日まで。どのようなコラムが多くの人に見られているか、このランキングで実感していただければ幸いです。なお、PV数はYahoo!JAPAN、LINE NEWS、SmartNewsといった外部サイトの実数も合算したものとなります。
カタリベ:松林建 PV数:350,742
初出日:2022年7月1日
2022年は中森明菜40周年のアニバーサリーとして特設サイトも開設、多くの明菜コラムが掲載されました。このコラムはちょうど40年前のデビューアルバムリリース日に掲載されました。カタリベ松林さんの丁寧な語り口で、アルバムアーティストとしての中森明菜の魅力や制作過程の逸話まで深く切り込みました。昭和の歌姫として駆け昇っていく序章を当時の情景をそのままに的確に表現しています。
カタリベ:不自然なししゃも PV数:377,714
初出日:2022年2022年10日4日
大のユーミンフリークとして知られるカタリベの不自然なししゃもさんのランキングコラム。松任谷由実50周年記念ベストアルバムのリリース日に掲載されました。ファンならではのきめ細かい視点と、歌詞に注目しながら楽曲の世界観を考察した論調が人気を博したようです。このコラムを読むだけでユーミン初心者にも彼女の魅力が存分に伝わるはずです。
カタリベ:本田隆 PV数:406,684
初出日:2022年9月4日
チェッカーズのバンドとしての魅力のみならず、メンバーひとりひとりにもスポットを当てたコラムを数多く寄稿している本田隆さんのコラムです。後期チェッカーズのアーティスト性とバンドの成り立ちにまで深く切り込んだ内容がファンのみならず、多くの人に読まれた要因ではないでしょうか。
カタリベ:松林建 PV数:607,280
初出日:2022年6月1日
カタリベの中で唯一2つのコラムがベストテン入りした松林建さん。1980年にポスト山口百恵としてデビューした浜田朱里の当時の状況を克明に記載。また、掲載時には松田聖子との今も続く友情を報じたスクープもあり、世間の注目を集めていました。80年デビュー組といえば松田聖子、河合奈保子、三原順子(当時)などを思い浮かべる人が多いと思いますが、その中でも正統派のアイドルとして独特の個性を放っていた浜田朱里の軌跡を分かりやすく記したその内容は資料価値としても高く、人気を博しました。
カタリベ:モコーツカ PV数:609,428
初出日:2022年9日25日
山口百恵さんが引退時に出版した赤裸々な自叙伝「蒼い時」を読んだ時の衝撃と、80年代が幕を開けた当時の状況がカタリベ、モコーツカさんの視点で臨場感を持って語られています。そして70年代を駆け抜けた山口百恵さんの偉大さがじんわりと伝わる読後感が大きな反響を呼びました。
カタリベ:ミゾロギ・ダイスケ PV数:622,744
初出日:2022年8月23日
昨年大きな話題となった男闘呼組29年ぶりの再結成。彼らのデビュー記念日にあたる8月24日の前日に掲載されました。7月16日にTBS系列で放送された『音楽の日2022』への出演で圧倒的な現役感を見せつけた男闘呼組。カタリベのミゾロギさんは、テレビでは語ることのできない彼らの異色ぶりを考察。一味違った音楽コラムとして外部PVでも多くの人に読まれたようです。80年代終わりの男組の存在感がリアリティを持って伝わってきます。
カタリベ:平マリアンヌ PV数:681,216
初出日:2022年2月26日
Re:minder黎明期より、独自の視点と味わい深い文体で高い人気を誇るカタリベ、平マリアンヌさんのコラムです。女優としても、歌手としても、ジュリーが一番のファンである田中裕子の魅力と当時の空気感を蘇らせながらも、筆者ならではの視点で俯瞰されている内容は「そうそう!」とまさに膝を打ちたくなる共感に溢れていました。
カタリベ:濱口英樹 PV数:724,338
初出日:2022年2月12日
ヒットソングの考察には定評のあるカタリベ、濱口英樹さんの少年隊コラム。昨今の少年隊ブームを懐かしさで語るのではなく、今に響く彼らの魅力を的確に表現したコラムです。数ある少年隊のコラムの中で群を抜いて人気が高かった理由は、2022年現在の視点でメンバーひとりひとりの魅力を分析し、なぜ彼らが注目すべき存在かを分かりやすく記してくれた点にあると思います。日本の誇るべきエンターティナーの魅力が存分に伝わる内容でした。
カタリベ:指南役 PV数:791,320
初出日:2022年9月11日
絶妙な語り口と多面的な視点でエンタテインメントの素晴らしさを発信し続けるRe:minderの4番バッター指南役さん、夏目雅子のコラムが2位にランクイン。彼女の37回目の命日にあたる9月11日に掲載されました。女優としての軌跡を辿りながら、そのおおらかな人柄にも触れ、観客に魅了された27年の生涯をドラマティックに綴った名コラムです。
カタリベ:中塚一晶 PV数:809,792
初出日:2022年8月24日
リマインダーコラム【年間ランキング2022】第1位は男闘呼組でした。なんとベストテンに2つのコラムがランクイン。このコラムは彼らのデビュー記念日にあたる8月24日に掲載されました。再結成という時流に合ったタイミングも大きかったと思います。カタリベの中塚さんは、HR/HMを礎としながら、様々なアーティストの魅力を豊富な音楽知識に基づき語るスタイルに定評があります。ファンならずとも分かりやすい文体が多くの音楽ファンの共感を得たようです。懐かしさを超えた部分にある男闘呼組の個性を分かりやすく解説してくれています。
ーーいかがだったでしょうか?ランキングの上位10コラムを読んでみても、今に通じる視点が何よりも大切だということが切実に伝わってきます。懐かしさはその時代を過ごした人にとって宝物かもしれません。しかし、音楽というものが今の時代にどのように響くか、いや、どのように響かせるかが何よりも大切だと考えています。
音楽の素晴らしさは普遍的です。その普遍的なものからどの部分を切り取り、どのように”イマ”に響かせるか。やはり、多くの人に親しまれるコラムには発見と共感が不可欠です。Re:minderではこれからも、これを念頭に読んだ人が音楽の素晴らしさを噛み締め、元気になるようなコラムを毎日発信していきます。
ひとつのコラムを点とすると、点と点が繋がり線になります。線はやがて地図になります。Re:minderでは80年代、90年代の懐かしさを超えた新しい価値観の音楽地図を作って行きたいと考えています。これからもご期待ください!
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2023.01.15