4月

ポッパーズMTVがメジャーだけの時代を終わらせた!

23
1
 
 この日何の日? 
TBS系音楽情報番組「ポッパーズMTV」の放送がスタートした月
この時あなたは
0歳
無料登録/ログインすると、この時あなたが何歳だったかを表示させる機能がお使いいただけます
▶ アーティスト一覧

 
 1984年のコラム 
航空ドラマに駄作なし! スチュワーデス物語の主題歌にみる本当の主役とは?

音楽が聴こえてきた街:新宿ロフトで観た「暴威 BOØWY」と一筋の光

早見優「誘惑光線・クラッ!」衝撃を受けたタイトルと歌い出し、なんだこの曲は!

これぞパロディの真髄! アル・ヤンコビックの「今夜も EAT IT」

いつの間にか “女” になっていたバナナラマ、ポップにおける失恋の記憶

菊池桃子が表紙を飾った「BOMB」アイドル雑誌が仕事に役立った話!

もっとみる≫



photo:私の洋楽ブログ  

「ベストヒットUSA」がその名の通り、マイケル・ジャクソンのPVを筆頭にメジャーな音楽を次々と流したのに対し、その真逆を行き硬派でマニアックな選曲をみせたのが「ポッパーズMTV」だ。

音楽本位、映像本位でPVを選定したのもノーカットフルサイズで放送したのも初めての試みで斬新だった。PVを映画のようにひとつの作品として初めて日本で認識させたのもたぶんポッパーズだ。

売れ筋でさえ、デュラン・デュランやスティング、A-haというUKを中心とした欧州の音楽だったし、流される曲のそのほとんどがアンダーグラウンド。でも、そのマニアックな音楽が持つ輝きたるや強烈なものがあり、世界にはこんなに面白い音楽があるんだということをこの番組は教えてくれた。

火曜の深夜にこの番組が始まってから私の生活は一変… オンエアを観て、その後次週の放送を待つ間VHSで録画したものを毎日繰り返し見るというのが当時の日課となった。

聴いたこともない未知の音楽をMCのピーター・バラカンさんが初心者でも分かるように明確な解説してくれるのだが、それをそのまま覚えて次の日にはまるで自分の知識であるかのように友人たちに話す… そんな日々をこの番組からもらった。

特に気に入って覚えているのは、ドイツのグループ、プロパガンダの「p:machinery」(1985年)。メンバーがマリオネットを演じる前衛的なビデオに釘付けになった。

トム・ウェイツの味のあるしゃがれた歌声にも、この番組がなかったら一生出会うことはなかっただろう。たしか、ジム・ジャームッシュの映画「ダウン・バイ・ロー」(1986年)を観たのもピーターさんが番組内で猛プッシュしていたからだ。

すべての曲や映像が一癖もふた癖もあり、居酒屋で珍味にハマるのと同じように音楽的味覚を子供から大人にしてくれた… それが私にとってのポッパーズだった。


p:machinery
作詞:Ralf Doerper
作曲:Michael Mertens
発売:1985年(昭和60年)

2016.01.15
23
 

Information
あなた
Re:mindボタンをクリックするとあなたのボイス(コメント)がサイト内でシェアされマイ年表に保存されます。
カタリベ
1966年生まれ
鎌倉屋 武士
コラムリスト≫
32
1
9
8
4
踊るデュラン・デュラン!メンバー全員が大嫌いなミュージックビデオって?
カタリベ / モコーツカ
12
1
9
8
1
ジャパン「錻力の太鼓」グラマラスな美貌のアイドルバンドが芸術性を獲得!
カタリベ / 岡田 浩史
84
1
9
8
3
やっと秋田に上陸した「ベストヒットUSA」2年遅れの3週遅れ!
カタリベ / ソウマ マナブ
16
1
9
8
1
ベルリンの前衛音楽グループ、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン
カタリベ /  白石・しゅーげ
57
1
9
8
2
EPICソニー名曲列伝:土屋昌巳のロックンロール性と「すみれ September Love」の先進性
カタリベ / スージー鈴木
43
1
9
8
6
それは何のため? 80年代の海外レコーディング、その醍醐味とは。
カタリベ / ふくおか とも彦