9月21日

令和に響け!平成生まれ女子が選ぶ【昭和を彩った冬のヒット曲】80年代ランキング

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寒さも深まる冬。冬の曲には、聴いただけで冷たい空気感や雪のきらめきを感じられるような特徴的な楽曲ばかり。今回は、令和においてもずっと聴かれ続けるだろう80年代の冬のヒット曲を、筆者独断によるランキング形式でお届けします。

第10位:氷雨 / 日野美歌(1982年)


もとは1977年に佳山明生さんが発売してロングヒット・再発売していたものを、日野美歌さんがカバーして相乗効果でヒットした曲。オリジナルの佳山明生さんバージョンは抑えめな歌唱が悲痛な女心を引き立たせるものになっている一方、日野美歌さんバージョンは溢れ出る女の情感が豊かに表現されていて、どちらも甲乙つけがたいです。「♪外は冬の雨~」からの盛り上がりが気持ちよく、つい口ずさみたくなるメロディーも魅力。今上天皇もカラオケで佳山明生さんバージョンを歌うのだとか。

第9位:冬のオペラグラス / 新田恵利(1986年)


新田恵利さんのソロデビューシングルにして、代表曲。「♪ふゆのっおぺらっ」という耳に残る唄い方が癖になる一曲でモノマネもよくされていることで有名ですが、注目したいのは編曲。佐藤準さんによるアレンジがとても凝っていて、曲を華やかにする&冬感を演出するための仕掛けがたくさんあるので、ぜひレコード音源を聴き直したい1曲です。

第8位:さらばシベリア鉄道 / 太田裕美(1980年)




疾走感と壮大さに溢れた曲で、凍てつく冬の空気の中を走っていく鉄道がまぶたに浮かぶ素晴らしい曲。同じく太田裕美さんの代表曲である「木綿のハンカチーフ」等と同様、男女の掛け合いからそのすれ違いが描かれる歌詞も魅力で、「ぼくは照れて愛という言葉が言えず 君は近視まなざしを読みとれない」という一節は秀逸のひとことです。歌詞は松本隆さん。もともと作曲の大瀧詠一さんが歌う予定で作られましたが、レコーディング中に「太田裕美に合っている」と思い立ち提供することになったとか。

第7位:冬のリヴィエラ / 森進一(1982年)





イタリア語で “海岸” を意味する “リヴィエラ”。演歌畑の森進一さんにとって異色のヒットとなった作品で、作詞が松本隆さん、作曲が大瀧詠一さんという「さらばシベリア鉄道」と同じ顔ぶれ。ちなみにこの曲は森昌子さんもカバーしているのですが、透き通るような女性の声で歌われる「冬のリヴィエラ」はまた違う印象を与えてくれます。「♪男って奴は 港を出てゆく船のようだね」という歌詞は、どこか「しょうがないわね」と言っているようにも聞こえて、解釈の違いを楽しむことができます。

第6位:越冬つばめ / 森昌子(1983年)


「♪ヒュルリ ヒュルリララ」の印象的なフレーズから幅広い年代に知られている曲。人の世に背くとわかっていながら離れられない恋愛を、冬に南へと渡りそこねたつばめに例えた表現が美しく、心憎いです。作曲は篠原義彦こと円広志。80年代の冬ソングは演歌勢が強く、10位の「氷雨」を始め(今回は選曲に入れなかったのですが)吉幾三「雪国」、五木ひろし「細雪」、新沼謙治「津軽恋女」、鳥羽一郎「兄弟船」などヒット曲が多数存在します。

第5位:ガラスのPALM TREE / 杉山清貴&オメガトライブ(1985年)





パームツリー(ヤシの木)というワード、そしてそれまでの杉山清貴&オメガトライブのイメージだと一見、夏の曲? と感じますが、「♪リアウインドに真冬の月明かりを集めて」という一節もあるように冬の曲。オメガトライブ時代は夏の曲が多かったですが、「ロマンティック」という共通項にて冬の切なさも表現できることを証明した一曲。杉山清貴&オメガトライブ最後のシングルなのがもったいないですね。

第4位:恋人達のペイヴメント / ALFEE(1984年)


高見沢俊彦さんの美しいハイトーンボイスが澄んだ空気感を想起させる冬の名曲。アルフィーにとって初のオリコン1位を獲得した曲です。グリコ「アーモンドチョコレート」のCMにも使われており、石黒賢さんと沢口靖子さんがカップル役で登場し、おいかけっこをしたり自転車で2人乗りをしたりするラブラブなシーンの裏でこの曲が流れます。ペイヴメントは “舗道” の意。

第3位:悲しみは雪のように / 浜田省吾(1981年)


1992年にフジテレビ系ドラマ『愛という名のもとに』の主題歌に起用された、浜田省吾さんの代表曲。もとは1981年にリリースされています。こちらはテンポが良く軽快な曲調で、ドラマをきっかけに再アレンジされた1992年バージョンはより冬っぽさが意識されています。YouTubeでは3,332万回(2023年11月12日時点)という驚異の再生回数を誇る楽曲でもあります。

第2位:雪にかいたLOVE LETTER / 菊池桃子(1984年)





34.8万枚を売り上げており、「卒業-GRADUATION-」に次いで菊池桃子さんにとって2番目のヒット曲となっています。歌詞の内容としては「あなたがいつも通る レンガの石畳」の雪の上に想いを書いておく、というもの。届くかわからないラブレターだけど、今夜はクリスマスだからロマンスを信じてみたい…… という切ない乙女心が描かれた楽曲です。作詞は秋元康さん。作曲は松原みきさんの「真夜中のドア」等シティポップを多く生み出した作曲家・林哲司さんということもあってか、YouTubeのコメント欄には英語が目立ち、世界からの注目度も伺えます。

第1位:サーフ天国、スキー天国 / 松任谷由実(1980年)





堂々の1位は、冬の女王・ユーミンの「サーフ天国、スキー天国」。アルバム『SURF&SNOW』内の一曲で、1987年公開の映画『私をスキーに連れていって』の主題歌としても知られています。数ある松任谷由実さんの冬ソングの中でもこの曲を1位にチョイスしたのは、なんといっても歌の冒頭で情景を浮かばせて世界観に没入させる秀逸さが理由です。

 ゲレンデのカフェテラスで
 すべるあなたにくぎづけ
 派手なターンでころんで 煙が舞い立つ

 スタイルなんてどうでも
 貴方らしけりゃ最高
 プロの選手もコーチも 出る幕がないよ

また、この曲のメロディーはかなり低いキーとなっていることも特徴。冬ソングには透き通るような高音で冬の寒さを表現するものも多いですが、この曲は女性でいうと相当低いキーに設定されており、冷たい・辛いイメージの冬を、雪と戯れる高揚感と静かなドキドキで塗り替える革新的な一曲です。

ちなみに初出は川崎龍介さんの「サマー・ブリーズ」という曲。ユーミンバージョンはセルフカバーによるもので、原曲はタイトル通り夏の曲で歌詞も全く異なり、曲調もかなり違うものとなっています。

―― ここまで80年代の冬の曲をランキングでご紹介してきました。寒いだけではなく “雪” というアイテムがある冬の曲には、ほかの季節とはまた違う空間的なアレンジや歌詞の運び方も特徴として感じられます。改めて聴いてみると新しい発見があり、名曲揃いだと感じました。寒い冬も、良い音楽を聴いて楽しく乗り切りましょう!


※2021年11月6日に掲載された記事をアップデート

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2023.11.13
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カタリベ
1992年生まれ
さにー
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