「お米は液体で摂るタイプ」という発言を耳にした時、目からウロコが落ちた。
そう言えば私も、小麦も芋もトウモロコシも液体で摂取している。非常に効率的である。「もしかして俺って最先端いってる?」とか思っていたら、最近足の指が痛くなってきた。
やばいよ、やばいよ、少し節制しないと痛風になってしまうよ。
さて、私は一年365日、閏年には366日、ほぼ毎日お酒を飲んでいる。しかし、お酒なら何でもいいかというとそうではない。バーベキューならビール、お鍋なら熱燗、唐揚げにはハイボールなどとTPOはわきまえている。
音楽でもそうだ。演歌を聴きながらトロピカルカクテルを飲むような無粋なことはしない。レゲエを聴きながら熱燗を飲むようなこともしない。やはりそこには酒飲みの矜恃というかルールがある。そこで今回は、私が愛してやまないサザンの「栞のテーマ」(81年)には、どの酒が合うのかを考察してみたい。
まずサザンと言えば海だが、日本海の荒波ではないので日本酒は消える。また沖縄の海ともちょっと違うので泡盛も消える。カピス海や黒海は全然関係がないのでウォッカも消える。
そのように消去していくと、やはりビール、ウィスキー、テキーラあたりが最終候補として残ってくる。さらにここからどう絞っていくかが悩みどころだ。そこで私は「栞のテーマ」の歌詞にある「トワイライトゲーム」という言葉に着目してみた。
トワイライトとは日ノ出や日没などの薄明るい状態を言う。そこで行われるゲームは、まあ日本で言えばナイターということになる。イギリスのパブでは、一日の仕事が終わってビールを飲みながら同僚達とこの「トワイライトゲーム」を楽しむ習慣があると、何かの雑誌で読んだ。すると「栞のテーマ」に合う飲み物はビールということになるが、ここはやはりイギリスに敬意を表して銘柄はギネスとしたい。
そこで休日の夕暮れ時に散歩がてら海を見ながらギネスを飲むことにしよう。ロング・ブラウン・ヘアーの代わりに愛犬をつれて。
つれない素振りの
Long-brown-hair
ね どしてなのなぜに泣けるの
ひところのアナタに戻る
この時こそ大事な
Twight-light game
歌詞引用:
栞のテーマ / サザンオールスターズ
2018.03.24
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