9月21日

平成生まれがハマった昭和:チェッカーズ「ギザギザハートの子守唄」

18
1
 
 この日何の日? 
チェッカーズのシングル「ギザギザハートの子守唄」がリリースされた日
この時あなたは
0歳
無料登録/ログインすると、この時あなたが何歳だったかを表示させる機能がお使いいただけます
▶ アーティスト一覧

 
 1983年のコラム 
酒場からの叩き上げ、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのロックンロール!

レコオタのカルマは気まぐれ!? 旅行けば、そこはレコード屋

KISSのメイク落としから学んだこと… すっぴんはもったいぶるな!

EPICソニー名曲列伝:THE MODS「激しい雨が」ラディカリズムとコマーシャリズムの最適比率

SMAPの解散を想うとき、いつも私の脳裏に浮かぶのはチェッカーズ

突如解散した伝説のバンド “UGUISS”【佐橋佳幸、柴田俊文、松本淳】濃厚鼎談 ②

もっとみる≫



photo:PONY CANYON  

平成生まれの僕が、この歌を知ったのは、小学6年生の時だ。

当時、放送されていた『速報! 歌の大辞テン』(日本テレビ系)は最新のトップテンと過去の “ある年” の月間トップテンを比較しながら紹介していく音楽番組。僕はそもそも最新のトップテンを知りたくて、テレビを観ていたのだが、ある回で流れたイントロを聴いて、衝撃が走った!

「なんだ! このセンセーショナルなサウンドは!」

小学6年生で “センセーショナル” なんて言葉を使う時点でどうかと思うが、それはさておき―― その “センセーショナル” なイントロは、チェッカーズの「ギザギザハートの子守唄」だった。

そして、その感動を引きずったまま中学1年に上がり、初めてツタヤで借りたCDが『EARLY SINGLES』。チェッカーズの初期のシングル作品だけを集めたベストアルバムだ。

ここから僕は「昭和歌謡」にどっぷりとハマっていくわけですが、なぜあの曲に惹かれたのか、今回は自分なりに分析してみた。


1:イントロでむせび泣く、藤井尚之のサックス

大体、どのチェッカーズの楽曲にも必ずこの藤井尚之さんのサックス演奏はあるのだが、これはチェッカーズでないと成し得ない賜物!

今思うと、このサックス演奏に僕はやられたのかも知れない。ギターのソロでやるのとは、恐らく感じが変わるが、序章として物語の方はこのサックスで随分決まってくる。

次のシングル「哀しくてジェラシー」のイントロも、いかにもジェラシーを感じさせてくれるサックス! この曲も是非、平成生まれに聴いてほしい!


2:起承転結のハッキリとした数え歌

尾崎豊のような世界観や人生を彷彿とさせる歌詞。平成生まれから見ると、まずあり得ない生き方だし、憧れや共感とまではいかないがヤンチャな男の生き様に触れ、そういう人も居たのだなと想像を掻き立てられる。

この当時であっても、なかなか4番まで歌詞のある歌は珍しいと思う。


3:サビ(歌詞)のリピートによる洗脳


 あー わかってくれとは言わないが
 そんなに俺が悪いのか
 ララバイ ララバイ おやすみよ
 ギザギザハートの子守唄


一言、「悪いよ」と言いたくなるが、曲が進み4番になるにつれ、若気の至りなのか、大人に成長するとわかってくる胸のモヤモヤや葛藤があり… そして、ここまで来ての、このサビ! 気が付けば同情してしまっているのです。

何回、同じ歌詞を繰り返しても、クドくなく聴こえる。むしろ「待ってました!」と言わんばかりに聴きたくなる。もうこれは、海老一染之助・染太郎を見ているような感覚に近いですね。わかりづらいですか?

「ギザギザハートの子守唄」平成生まれの方は、まずはこのような聴き方をしてみてはいかがでしょうか?

2018.06.12
18
  YouTube / Hodge-podge
 

Information
あなた
Re:mindボタンをクリックするとあなたのボイス(コメント)がサイト内でシェアされマイ年表に保存されます。
カタリベ
1989年生まれ
アンチエイジ徳泉
コラムリスト≫
13
1
9
8
5
吉川晃司とNOBODYの集大成「にくまれそうなNEWフェイス」
カタリベ / 本田 隆
54
1
9
8
4
ジョン・レノンへのアンサーソング「チェッカーズの X’mas Song」
カタリベ / 本田 隆
70
1
9
8
4
1984という時代、テッパンの3年間(1984〜1986)の幕開け
カタリベ / 太田 秀樹
87
1
9
8
4
岡田有希子をめぐる3つの四月物語(前篇)
カタリベ / 指南役
23
1
9
8
2
少年隊とは違う感動!シブがき隊「100%…SOかもね!」にみる思春期の恋の妄想
カタリベ / 田中 稲
36
1
9
8
5
チェッカーズに盛られたひと匙の毒、リーダー武内享の音楽的趣向
カタリベ / 本田 隆