さあいよいよ、リマインダー大好評イベントである
『80年代イントロ十番勝負』の第3弾の開催が迫って参りました。
今回は、第1回『80年代イントロ十番勝負 J-POPの源流』優勝者である、私、イントロクイズ芸人・アンチエイジ徳泉が、少しでもイントロクイズが強くなるためのコツをお教えしたいと思います。
其の壱:イントロだけを覚えても意味がない!イントロを勉強する際に陥りがちなのが、ただイントロのみを覚えようとしてしまうことです。やはり、全部聴くことで曲は頭に入りやすくなりますし、イントロだけ覚えても曲名を思い出す際に手掛かりとなるAメロ、Bメロ、サビを知らなければ、まず勝てません。
曲頭の短いイントロだけ聴いていても、同じアーティストだけど、曲名が違うということが多々あります。覚える時は最低でもワンコーラスは押さえておきましょう。
其の弐:イントロが曲名から始まっているものは、一旦除外する!例えば、シャネルズの「ランナウェイ」、COMPLEXの「BE MY BABY」、甲斐バンドの「HERO(ヒーローになる時、それは今)」など沢山あります。
これらは初心者向けに出題される場合はありますが、イントロクイズの問題として、成立していません。そういったものを覚えても構いませんが、ランダムクイズ、いわゆるイントロ以外の部分を流して答えるラントロ問題(※注)で出題されることがあるので、覚えるのであれば、サビや間奏をちゃんと覚えておきましょう。
其の参:似ているイントロを聴き分ける!例えば、イントロクイズ界でベタ問と言われているのが、イモ欽トリオの「ハイスクールララバイ」と YMO の「ライディーン」。
イントロが「ツッツク、ツッツク」と入るテクノっぽいシンバル音とリズムが似ているのでとても紛らわしいのです。その違いが何かというと「ハイスクールララバイ」は音が軽く、「ライディーン」は音が重めというくらいの違いですが、これを聴き分けられるかどうかは、あなたの耳次第でございます!
そして、ここにさらに酒井司優子「コンピューターおばあちゃん」が入るともっと紛らわしいことになります。この曲もイントロも「ツッツク、ツッツク」で始まるので非常に難易度が高くなります。割と「ハイスクールララバイ」寄りの音なので聴き分けはとても難しいでしょう。
「ライディーン」は YMO の楽曲、「ハイスクールララバイ」は作曲に細野晴臣、「コンピューターおばあちゃん」は編曲とプロデュースに坂本龍一と全て YMO が関わっているので、イントロが似ているのは頷けます。
もちろん、このような曲の中には、作詞・作曲・編曲がバラバラなのに、なぜ似ているのだろう? というものもあります。不思議ですね!
さて、来たる2018年12月12日(水)渋谷の Loft9でにてイントロクイズイベント
『80年代イントロ十番勝負 vol.3 ☆クリスマスの宴☆』が開催されます。イントロクイズの基本はとにかく楽しむこと。皆さんも一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
※注:ラントロ(サビトロ・アウトロ)
イントロに限らず曲のランダムな一部分を流すものをラントロ、サビを流すものをサビトロ、終わり部分を流すものをアウトロと言う。
2018.12.02