小泉今日子の2枚目のシングル「素敵なラブリーボーイ」は1982年7月5日にリリースされる。デビュー曲「私の16才」同様、この「素敵なラブリーボーイ」もカバー曲であり、オリジナル曲ではない。カバー曲とはいえ、この「素敵なラブリーボーイ」は僕にとって思い出の曲である。この曲で僕は完全に小泉今日子のファンになったのだから。
前回、デビュー曲の「私の16才」は森まどかの「ねぇ、ねぇ、ねぇ」のカバー曲だった、というコラムを書かせてもらったけど、小泉今日子は2曲目もカバー曲で勝負することになる。プロダクションからもレコード会社からも石野真子の後継者として期待されていたはずの小泉今日子が、なぜオリジナル曲でなく2曲続けてカバー曲となったのかは相変わらず謎です。どなたか事情通の方がいらっしゃったら教えてください。引き続き情報をお待ちしております。
原曲の「素敵なラブリーボーイ」は林寛子の曲で1975年9月10日に発売されている。実はここだけの話、あまり人には言ったことがないのだけど、僕は林寛子が大好きだったんです。
林寛子が「素敵なラブリーボーイ」を歌っていた時僕は小学4年生。彼女は今で言うグラビアアイドルとしても活躍していたし、水着姿も惜しげもなく披露していたので、その健康的な水着姿にドキドキしたのを覚えている。小学生のガキだった僕は”水着姿の林寛子が好き”とは恥ずかしくて言えず、「素敵なラブリーボーイ」の曲がいいので林寛子が好き、って誤魔化していたんだなぁ~。あの当時の林寛子の健康的な水着姿は、当時大人気だったアグネス・ラムと比べてもいい勝負だったのでは、と今でも思ったりしているのは僕だけだろうか。
だから、小泉さんが「素敵なラブリーボーイ」を歌ってくれたのはまさに「うひょー!」って感じでした。小泉さんもこの曲のジャケット写真で水着姿を披露。しかも当時としては珍しい2種類の水着姿のジャケットが存在したんです。初めは青いおとなしめの水着姿のジャケットで発売され、売れ行きが今一つだったのでピンクの水着Ver.に差し替えられたって皆さん知ってましたか。僕が買ったシングルのジャケットはピンクの水着だった気がするんだけど。
今回も原曲の林寛子の「素敵なラブリーボーイ」もエンベッドしましたので、聴き比べをしてみてください。どちらもほんとに可愛いです。そろそろグループ活動でない、ソロで活動するアイドルが出てきてもいいような気がするけど、そう思うのは僕だけかな、、、
素敵なラブリーボーイ / 小泉今日子
作詞:千家和也
作曲・編曲:穂口雄右
発売日:1982年(昭和57年)7月5日
2016.04.09
YouTube / 素敵なラブリーボーイ
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