7月3日
2019年を描いた二つの映画、ブレードランナーとAKIRA
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 1982年のコラム 
まっすぐ走る中央線。遠藤ミチロウは、その運転手だ。

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聴き比べ、キョンキョンのセカンドシングルも林寛子のカバー曲

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photo:sanmarie*com  

高2の秋、彼女と初めてデートで観に行った映画は「トロン」(1982年)だった。世界初のコンピューターグラフィックス映画という触れ込み。恋人同士で行くには難解すぎた。観終わった後の彼女の冷めた感じ、あの喪失感が忘れられない(笑)。「なんでこの映画を選んでしまったんだろう」という強烈な後悔。

先月なら「ハイティーン・ブギ」がやっていたのに何やってんだ俺といくら自分を責めてみたところで仕方がない。だって、明るいはっちゃけた恋愛ものよりもサイバーパンクが大好きだったんだから…。

1980年代、暗い近未来を描く作品こそが、かっこよかった。「ブレードランナー」(1981年)では、環境汚染と酸性雨で青空の見えない退廃的なロサンゼルスが描かれた。その街の風景に流れるヴァンゲリスの感傷的な音楽に心底痺れた。

そして、2020年の東京オリンピック開催を機に再開発が進められているネオ東京のネオンの中をバイクで走り抜けるシーンが印象的な「AKIRA」(1988年)。未来都市の風景にバリ島のケチャからインスパイアされた芸能山城組の無国籍サウンドが先の見えない未来への不安感を煽っていた。

私は、この二作品のサウンドトラックを聴きながら、夜の首都高や湾岸道路を車で走るのがとても好きだ。なぜならリアルにサイバーパンクを楽しめるから。夜の闇を楽しみながらヴァンゲリスの「ブレード・ランナー・ブルース」。少しスピードが上がったところで街のネオンを眺めつつ「ブレード・ランナー(エンド・タイトル)」を聴く。続いて芸能山城組の「クラウンとの闘い(Battle Against Clown)」「金田(Kaneda)」という流れ。

もうすぐ、この二つの作品が描いた未来、2019年がやってくる。


ブレードランナー
出演:ハリソン・フォード、ルトガー・ハウアー
監督:リドリー・スコット
劇場公開:1982年(昭和57年)7月3日

AKIRA
監督:大友克洋
劇場公開:1988年(昭和57年)7月16日

2016.01.18
26
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カタリベ
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