3月21日

聴き比べ、キョンキョンのデビューシングルは森まどかのカバー曲

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小泉今日子のデビューシングル「私の16才」がリリースされた日
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photo:Victor Entertainment  

小泉今日子は1982年3月21日にアイドル歌手としてデビューする。キャッチフレーズは「微笑少女。君の笑顔が好きだ」。

同期には堀ちえみ、三田寛子、石川秀美、松本伊代、早見優、中森明菜というそうそうたるメンバーがいた「花の82年組」の一人。Re:minder世代の方には説明するまでもないですよね。

僕は小泉今日子のファンである。我が青春時代、80年代の歌謡曲シーンを歩んでいくにあたり、”誰かのファンにならなくちゃ” と、曲や声や性格やスタイルや頭の良さなどいろいろ分析し、”小泉今日子のファンになろう” と決めた。

決めたからには、とは大げさだけど以来現在まで彼女のファンを休んだことはなく、ずっと応援し続けている。渚のハイカラ人魚(9thシングル)で初のオリコン週間1位になった時も「ついに1位だ!」って自分のことのように喜んだし、とんねるずのモジモジ君でバブルスをやってた時も愛おしく親目線で見守っていたし、パンダのアンアンも売上に貢献するために2冊買った。

彼女への感情は「LOVE」というよりは「LIKE」な感じで、妄想族である僕は、その妄想の中で、同じ学年の彼女を女の子の親友としてずーっと応援してきたような気がする(小泉さんの熱狂的ファンの皆さん、勝手なこと言ってごめんなさい)。事実、彼女は今や「小泉今日子というブランド」になり、いまだ旬、応援しようと彼女を選んだのは間違ってなかったよね。

さて皆さん、小泉今日子のデビュー曲って覚えてますか?「まっ赤な女の子」だと思っている人も多いのではないかと僕は勝手に思っているんだけど、「まっ赤な女の子」は5枚目のシングルで、デビュー曲は「私の16才」、1979年に発売された森まどかの「ねぇ、ねぇ、ねぇ」のカバー曲で彼女のオリジナル曲ではない。

松田聖子の登場で始まる80年代のアイドルの曲って、70年代のそれと比べるとまったく新しいジャンルと言ってもいいような ”ピッカピッカな曲” が多かったと思うのだけど、小泉今日子は何故か70年代のカバー曲でデビューする。

小泉今日子は『スター誕生!』で石野真子の「彼が初恋」を歌って合格。その石野真子と同じバーニングプロダクションおよびビクター音楽産業と契約するわけだから、石野真子引退後、バーニングにとってもビクターにとっても期待の星だったと思うのだけど、なぜオリジナル曲でデビューしなかったのかが謎だ。どなたかこの経緯をご存知の方がいたら教えてください。

でも、誤解して欲しくないのだけど、僕は「まっ赤な女の子」が発売される前の70年代を引きずるような少し古臭い4曲が実は大好きなんです。その中でもデビュー曲「私の16才」は一番好きかな。ベスト10の常連になるのに少し時間が掛かった小泉さんを一番応援していた時の曲だからかもしれません。

オリジナルの森まどかさんVer.もエンベッドしていますので、聴き比べをしてみてください。小泉さんのほうがキーが半音高いんですね。声も艶っぽくて、我らの小泉さんはいい感じで自分のものにしてると思います。


■ 私の16才 / 小泉今日子
 作詞:真樹のりこ
 作曲:たきのえいじ
 編曲:神保正明
 発売日:1982年(昭和57年)3月21日


2016.04.08
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  YouTube /  私の16才


  YouTube / Kawabata Masahito
 

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1966年生まれ
松林 建
私も、「真っ赤な女の子」以前の(古臭い)4曲が大好きです!特に、3曲目と4曲目の「ひとり街角」と「春風の誘惑」は、70年代風のメロディーでありながら新たに書き下ろした楽曲だった点が素晴らしく、センスを感じます。少女感あふれる曲も素敵で、今も繰り返し聴いています。
2017/04/21 06:21
6
返信
1973年生まれ
らびおす
「素敵なラブリーボーイ」もオリジナルは林寛子でしたよね。2曲続けてカバーは珍しいのでは?
2017/03/21 18:05
3
返信
1996年生まれ
みなみ
なるほどお。でも髪の毛が短い時期のほうが私は好きです。アイドルみんな同じようなヘアスタイルだし w
2016/04/09 01:21
7
返信
カタリベ
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