はい、前回に引き続き松原正樹のプレイをランキング形式で紹介します。条件は1アーティスト1曲縛り、かつ歌謡曲系のシングルに限定した中から選んでいますので悪しからず。
5位
■北ウィング(1984)/ 中森明菜
作詞:康珍化
作曲・編曲:林哲司
サビから始まるイントロでボーカルのロングトーンを受け継ぐギターロングトーン。
曲の世界観が一瞬にして伝わってきます。
4位
■六本木純情派(1986)/ 荻野目洋子
作詞:売野雅勇
作曲:吉実明宏
編曲:新川博
なんと言ってもイントロのフレーズ。
短いリフ一発で曲全体のノリを決めちゃってますね。
3位
■さよならの向こう側(1980)/ 山口百恵
作詞:阿木燿子
作曲:宇崎竜童
編曲:萩田光雄
山口百恵の引退曲を神々しく盛り上げるロングトーン&ギターソロ。
出しゃばらずに歌と渡り合う存在感のあるギターを意識して聞いてみてください。
2位
■時間の国のアリス(1984)/ 松田聖子
作詞:松本隆
作曲:呉田軽穂
編曲:大村雅朗
80年代の松田聖子作品には殆ど参加しているので、正直全く選べません。。。
けど、ギターリフから始まるイントロで、入門編としてわかりやすい一曲を。
アレンジの大村雅朗とはウマが合ってたんだろうなあ。
1位
■長い夜(1981)/ 松山千春
作詞・作曲:松山千春
編曲:大原茂人
このイントロがなければ曲が成立しないでしょう。
コクのあるバッキング、間奏、アウトロ、まさに主役を喰う勢いです。
さあ、どうでしたか。既にみなさんの耳の中にあのフレーズが鳴っていませんか?
そして、彼のフレーズがなかったら作品として成立しないんじゃないかって曲が多いと思いませんか? これぞまさに職人芸ですよね。
彼自身、自分のバンドやソロでも多くの作品を残していますが、ベースとなる活動は紛れもなくセッションミュージシャン。それは決して矢面に立つ類の仕事ではなく、言うなれば裏方です。当たり前のようにそこにいて、空気のようにその場所に馴染んでいて、いるんだかいないんだか分からない存在感を消した存在感を出しているというか。そう、彼の名前は知らなくても、彼の魂を込めた演奏はこれからもずっとずっと聞かれ続けることでしょう。それでいいですよね、松原さん、、、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
2016.02.20
YouTube / boston kameya
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