5月15日
マニア心をくすぐるエピソード♪ 地味渋バンド、スクィーズは英国の誇り
16
0
 
 この日何の日? 
スクィーズのアルバム「イースト・サイド・ストーリー」がリリースされた日
この時あなたは
0歳
無料登録/ログインすると、この時あなたが何歳だったかを表示させる機能がお使いいただけます

 
 1981年のコラム 
伝説のゲリラライブを体験、原宿にサザンが響いた日

ボブ・マーリーが遺した「救済の歌」いま、もう一度、彼の歌を聴こう

目撃!伝説が生まれる瞬間、新宿ロフトの暴威(BOØWY)初ライブ

土曜の夜はひょうきんソング、桑田佳祐の名作「アミダばばあの唄」などなど

DOWN TOWNへ繰り出そう♪土曜の夜を彩るひょうきん族エンディングテーマ

土曜の夜を彩った「俺たちひょうきん族」DOWN TOWNへ繰り出そう〜♬

もっとみる≫


82年頃、音楽誌のニュース欄で興味深い記事を目にしました。解散を発表したUKのバンドが、ファンとのお別れのために解散ツアーをしたら大盛況、そんなに売れていた訳でもなかったのにアメリカでもそのツアーが人気でマディソン・スクエア・ガーデンでも売り切れ、なかなか活動を終了することができず追加公演を繰り返すというニュース。

解散ツアーと銘打って集客を誘う「解散するする詐欺」ではありませんが、こういったことは少なくとも賛否のネタになる昨今。モトリー・クルーなんかは本当に活動停止するというメンバーの調印式まで行いました。

82年頃はそういったこともあまりなかったのでこうしたニュースには「へぇー」となりました。そのUKバンドとはこの記事で初めて知ったスクィーズです。アーティスト自身も自分たちの隠れた人気にびっくりしていたそうです。

スクィーズはグレン・ティルブルックとクリス・ディフォードという二人のギター兼ソングライター兼ヴォーカリストを中心としたグループです。グレンの爽やかなメインヴォーカルにクリスの独特の低音ヴォーカルが絡むのが非常にユニークでした。エルヴィス・コステロやニック・ロウとも親交があり、彼ら同様ニューウェイヴパブロックとも言えるような位置付けのバンドでもありました。

初期メンバーにはUKの長寿音楽番組『ジュールズ倶楽部(Later...with Jools Holland)』の司会を務めるジュールズ・ホランドもキーボーディストとして参加していました。日本でいう『夜のヒット・スタジオ』的な番組で25年以上続いており、言わばジュールズ・ホランドはお茶の間の人気者。アメリカのバンドも多数出演するのでアメリカの音楽ファンからも認知されています。

―― とここでお気付きの方もいるかもしれませんが、このバンドのメインであるはずのグレン&クリスがどこか目立ちきれない運命にあるのです。そんなスクィーズが世界的に脚光を浴びることがおきます。

81年のスマッシュヒット「テンプテッド」が94年の映画『リアリティ・バイツ』のサントラに収録されたのです。リサ・ローブやビッグ・マウンテンのシングルヒットを生み出したこのサントラはバカ売れ、「テンプテッド'94」として再録音もされました。かなりの印税も発生したようです。

しかし、この「テンプテッド」のメインヴォーカリストはグレン&クリスではないんです。後にマイク&ザ・メカニックスの「サイレント・ランニング」や「リヴィング・イヤーズ」のヴォーカルを担当するポール・キャラックがキーボーディストとしてアルバム1枚だけ参加しメインヴォーカルを務めました。

3人のヴォーカルが絡みますが、ミュージックビデオでもポールがいちばん目立ってます。『リアリティ・バイツ』で初めてスクィーズの存在を知って、「テンプテッド」のミュージックビデオを見たら、フロントマンはポール・キャラックと思ってしまうのは至極当然のことです。

まあ逆にそういった地味エピソードがマニア心をくすぐるポイントでもありまして、このバンドに愛着を持つわけです。前述の解散ツアーのニュースからもわかるように地味でも良質なバンドにはしっかりファンが根付くものなんですよね。

その時に実際に解散はするものの、85年にはすぐさま再結成。99年に再び解散しますが2015年にまたもや再結成、全盛時と勝るとも劣らないアルバムを発表し、今年(2017年現在)も新作をリリースしています。

派手なシングルヒットはあまりありませんが、じんわり愛着の湧く楽曲ばかりですのでベスト等からこの愛すべき地味バンドを是非聴いてみてください。

案外病み付きですよ。

2017.11.22
16
  YouTube / SqueezeVEVO


  YouTube / Edward Younger


  YouTube / Orlando Cisneros
 

Information
あなた
Re:mindボタンをクリックするとあなたのボイス(コメント)がサイト内でシェアされマイ年表に保存されます。
カタリベ
1968年生まれ
DR.ENO
コラムリスト≫
12
1
9
8
5
まさに職人気質!ソロ活動を超越したマイク&ザ・メカニックス
カタリベ / DR.ENO
29
1
9
8
4
MVチラ見のお預け状態、史上最強サントラ「フットルース」が席巻した夏!
カタリベ / goo_chan
27
1
9
8
5
スタローンと結婚したいっ!初めて買ったLPは「ロッキー4」のサントラ盤
カタリベ / clake
120
1
9
7
9
戦国自衛隊のサントラは10曲すべてがメインテーマである
カタリベ / 鎌倉屋 武士
34
1
9
8
6
フットルースとトップガン、サントラから公開までの時間差マーケティング
カタリベ / 喜久野 俊和
11
1
9
8
1
伝説のカルト映画「ルシファー・ライジング」をめぐる2枚のサントラ
カタリベ / 後藤 護
Re:minder - リマインダー