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80年代音楽映画のバイブル!「ストップ・メイキング・センス」vol.2
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photo:Rock Music Timeline  

それでは、本題。

後から知った情報も踏まえて、「ストップ・メイキング・センス」の凄さをいくつかのポイントで私なりにまとめてみました。


❶まず、オープニングのクレジットのタイポグラフィー(字のデザイン)がスタンリー・キューブリックの「博士の異常な愛情」風。ていうかまんま。

❷デヴィッド・バーンがひとりで登場するのですが、ステージの照明が明るいまま。いわゆるピンスポを中心とした照明ではない。劇場のステージ裏そのものをわざと見せるセット。

❸ラジカセのリズムトラックをバックに、デヴィッド・バーン一人のアコギ弾き語り「サイコ・キラー」でスタート。デッキシューズにスーツのデヴィッド・バーンとラジカセを置いてリズムをとる足元のショットが異様にかっこいい。

❹1曲ずつバンドメンバーと楽器が加わっていくという演出。スタッフがドラムセットをレールに乗せて動かすさまも撮影。

❺そうしてサポートメンバーも含めて9人揃うのですが、パーラメントのバーニー・ウォーレル、ブラザース・ジョンソンのアレックス・ウィアーなどファンク系のサポートが鉄壁。

❻シェードランプをマイクスタンドに見立てたり、メンバーがステージを駆け回ったりと振り付け、アクションが個性的かつアクティヴ。

❼そんなステージアクションの中でもひときわ強烈なのが「ワンス・イン・ア・ライフタイム」でのデヴィッド・バーンの痙攣アクション。ジョナサン・デミ監督による影の使い方と長回しも印象的。

❽デヴィッド・バーンを除くメンバーでトム・トム・クラブ「悪魔のラヴ・ソング(Genius Of Love)」のパフォーマンス。ティナ・ウェイマスのガニ股ダンスがキュート。

❾「ガールフレンド・イズ・ベター」でのデヴィッド・バーンのぶかぶかスーツ。この映画とトーキング・ヘッズを世に知らしめたシーンでしょう。今見ても目を奪われます。

❿ライヴのエンディングとともに映画が終了。MCらしいMCもインタビューも台詞も一切なかったことに気付きます。それでもちゃんと映画を1本観終わった感覚。


これら以外にもいろんなネタとアイデアが詰まっていますが、多すぎるので割愛。とにかく見ごたえは充分です。ライヴ作品というより映画として観ていただきたいので部屋を暗くしてDVDを観ていただくことをおススメします。

この映画の公開の7年後にジョナサン・デミ監督が “サイコキラー(猟奇殺人鬼)” の映画「羊たちの沈黙」で名声をより広げることになるのは偶然なのかはわかりませんが、私にとっては「羊たちの沈黙」以上の衝撃をすでに受けていたというわけです。

2017.03.21
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  YouTube / Ronald Rock


  YouTube / DukeColo
 

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