6月25日

ダンディ路線脱落、ブライアン・フェリーになれなかったよ

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ブライアン・フェリーのアルバム「ボーイズ・アンド・ガールズ」がリリースされた日
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photo:ソウマ マナブ  

大人になったらスーツは当たり前のように着るものだと、父の姿を見て思っていたが、どうせならかっこよく着たい・・・と思わせのたのは、そりゃあもうブライアン・フェリーだ。ニューロマのバンドも肩幅の広いスーツを着用していて、それはそれでかっこいいと思ったものの、フェリーにはイキがったところがなく、なんというか、とても大人だった。

1985年、ブライアン・フェリー「ボーイズ・アンド・ガールズ」リリース。ロキシー・ミュージック解散後の動向が気になっていた自分は国内盤のリリース日に購入した記憶がある。んで、裏ジャケのフェリーの姿を見て、まず大人だ・・・と思った。シングル曲「スレイブ・トゥ・ラブ」「ドント・ストップ・ザ・ダンス」のPVもクールだった。決定打は、後者の曲が使用されたテレビCMでクネクネ踊るフェリー様。ノーネクタイのスーツ姿は前髪の垂れ具合も手伝い、大人っぽく見えたものだ。この頃のフェリーのたたずまいをダンディの定義にしている同世代のロックファンは結構多いと思う。

未成年の自分は、こういう大人になりたいと思ったものだが、気づけばあれから30年。前髪の生え際は後退しているし、ある意味やくざな仕事をしているそんな日常の中で、スーツを着る局面は年に数日程度。着慣れていないせいか、時にはネクタイの結び方さえド忘れして、鏡の前でアタフタすることも。歩んできた道に後悔はしていないものの、ダンディからほど遠い自分には、時々ガッカリしたりする。

ブライアン・フェリーと同年、ロバート・パーマーがスーツ・ロックに追い打ちをかけるようにアルバム「リップタイド」をヒットさせる。モデル美女を従え、ネクタイ姿で歌うパーマーをPVで見て、“大人になったら、これもやろう…” と思ったが、あいにくこの野望も、いまだ実現していない。

2016.06.17
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  YouTube / callfromthepast3 


  YouTube / Bryan Ferry 


  YouTube / RobertPalmerVEVO 
 

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1967年生まれ
平マリアンヌ
自分を捨ててミック・ジャガーの元に走ったジュリー・ホールの引っ越しを手伝ったという、ブライアン・フェリーのエピソードが大好きです。ダンディなだけでなく、きっと女にとことん優しいに違いない。
2016/06/20 13:25
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1970年生まれ
グラナダ6世
80年代のスーツの肝は肩パットですよね。
2016/06/18 12:28
4
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1966年生まれ
鎌倉屋 武士
先日、友人の結婚式に出た時…スーツに着られる自分の姿を鏡で見て、さすがにショックを受けましたが、その後一瞬で…諦めがつきましたwww しかしフェリーのあのクネクネ感は凡人にはなかなか体得できませんネ(-_-;)
2016/06/17 17:57
0
返信
1966年生まれ
プリンス目白
日常におけるスーツ着用と非日常におけるスーツ着用は全く違いますよ。私も普段はスーツ着ませんが、吊るしじゃなく仕立ててもらった高級なスーツを一着持っておきたいですねえ。年に数日のために。
2016/06/17 09:03
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返信
カタリベ
1966年生まれ
ソウママナブ
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