8月7日
ブラック・サバス「悪魔の落とし子」混沌のメタル界とイアン・ギランの加入
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photo:FANART.TV  
photo:depechemode.com  

昨年(2017年)、約50年にもわたるバンド活動に終止符を打ったブラック・サバス。

オジー・オズボーンやロニー・ジェームス・ディオといった名ヴォーカリストを擁し、活動休止や再結成を繰り返し、オリジナルメンバー3名残っての終焉は、ずっと応援してきたファン(私を含む)にとってまさに感無量といったところ。

私は、ヴォーカルがロニーの時代(1979 - 1982)にリアルタイムでブラック・サバスを聴き始めたのですが、よりハマったのはやはりオジーの時代(1968 - 1977)。名盤多いですからね。

さて、ブラック・サバスはこの2人以外に3人のヴォーカリストによってアルバムが制作されています(ツアーだけの起用ならそれ以上)。この頃「人事異動」とか「移籍」とか呼ばれたメタル界のメンバー交代劇はなかなかインパクトがありました。そのメンバーが大物であればあるほどそのインパクトは大きくなったものです。

そんな驚くべきメンバー交代劇がブラック・サバスでもよく起こりましたが、このヴォーカリストの加入は衝撃的でした。元ディープ・パープルのイアン・ギランです。

ロニー・ジェームス・ディオ脱退後、なかなかその後釜が決まらなかったのですが、遂に決定したヴォーカリストの名前を見たメタルファンは歓迎ムードではありませんでした。むしろ大ブーイングといった雰囲気になりました。

「ハイウェイ・スター」「スモーク・オン・ザ・ウォーター」での名唱を残してきたイアン・ギランがあのブラック・サバスに? やっぱりイメージが湧かない。あの声で「パラノイド」を歌うのか? どんどんファンは困惑していきます。

それでも新ラインアップでアルバム『悪魔の落とし子(Born Again)』を完成させ、いよいよ発売。ブーイングをしながらも買ってしまうのがファン。恐る恐る聴いてみると…

意外と悪くない。

オジーともロニーとも違う新しいサバスサウンドになっている。イアン・ギランのハイトーンもサバスの邪悪な雰囲気に妙にマッチしている。なかなか良いではないか。

しかし、加入劇を最初聴いた時の衝撃とイメージ的に収まりが悪そうという固定観念が離れず、どうしてもアルバムを絶賛する空気になっていかない。当時はそんな感じでしたね。個人的にはけっこう愛聴盤になってしまいましたが。

新ラインアップでツアーをしましたが、イアン・ギランはディープ・パープル再結成の為、脱退。結局 “ギラン・サバス” の来日公演は叶わず観られませんでした。何故このツアーを観たかったというとそのセットリスト。「スモーク・オン・ザ・ウォーター」が入ってるのです。

つまりブラック・サバスとして「スモーク・オン・ザ・ウォーター」を演奏し、あのイアン・ギランが「アイアン・マン」や「パラノイド」を歌うのです。

うーん、見たいような見たくないような。いや、やっぱり怖いもの見たさで見たいっ!(笑)。

そして、数年前『悪魔の落とし子』のデラックス版発売(2011年)によってこのツアーでのライヴ音源がボーナストラックとして日の目を見ました。で、聴いてみました。

なんか気持ち的にスッキリしないけど悪くはない。観衆も何となく盛り上がっているよう。最高! とまでは言いませんが、なんか当時を思い出してほっこりしてしまいました。なにより「悪魔の落とし子」の楽曲が素晴らしい。あの頃の妙なわだかまりを捨て、改めて再評価したいアルバムなのでした。


余談:今頃になって『悪魔の落とし子』のジャケは盗作では? という話がありました。ネタ元と噂されるデペッシュ・モードのシングルジャケ、掲載しておきますね。

2018.02.15
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  YouTube / deeppurpleos


  YouTube / ZeroTheHero45
 

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カタリベ
1968年生まれ
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