個人的な思い出を一つ。
ゴルフゲームにのめりこんだ私は勿論アーケード(ゲーセン)でもゴルフをやるようになっていった。
だが100円で商売をしているため、アーケードのゴルフゲームは18ホールをワンコインでクリアするのは至難の技!
しかも少年がゴルフゲームを100円で18ホールクリアしても誰も褒めてくれないどころか、その神がかったプレイを誰も見ようとしないという・・・。
そして1989年、セガがアーケードで出した奇跡のゴルフゲーム「ジャンボ尾崎スーパーマスターズ」が発売される。
1989年私はまだ中学生だったがこのゴルフゲームを100円クリアしたいがために母親や父親の財布から金を盗み、小遣いも全部つぎ込み毎日毎日練習を積み重ねた。
同級生のゲーム好きといえば「ファイナルファイト」や「ダライアス2」「グラディウス3」「天地を喰らう」等のクリアを競っていた。
私は大金をつぎ込み毎日毎日「ジャンボ尾崎スーパーマスターズ」。
結論からいうとこのゲームは家庭用に移植されてなかったため(同じタイトルでメガドライブ出たはずだが中身は結構違います)、家で練習なんかできない上にとにかく難しく・・・。
だが当時私は「このゲームにかけては日本1だぜ!」と自負していた。
このゲームを100円で18ホールクリアできれば神以上になれると勘違いしてやり続けていたが、とにかく誰もプレイを褒めてくれない・・・。
褒めてくれないどころか誰もプレイを見ようとすらしないのであった・・・。
100円でかなりの時間遊べるほど上達したもののハイスコアランキングにすら参加できないのが当時のゴルフゲーム。
日本1だと自負できるほど上達したものの人気がなく台は撤去。
どこのゲームセンターからも姿を消し家庭用に移植される事もなかった。
だがつい最近までマジで日本1だと思ってたんですがYouTubeを観て衝撃を受ける。
なんと!!!
100円でクリアしてる猛者がいたのだ!
これにはかなりショックを受けた。
何故かわからないが、私の感情は親友のような、憎しみのような?愛憎と言いましょうか・・・。
しかし、、大人になって思うのは当時こういうゲーマーが結構いたんではなかろうか?
ゴルフゲームに限らず、ビリヤードだのボーリングゲームとか・・・。
ゲーム雑誌のランキングスコアと無関係なゲームなのにやりこみまくったバカな少年達・・・・・。
今、みんな立派なオッサンになり会社経営者、リーマンの管理職からニートまで様々な人間模様があると思うがこの時代のファミコンやゲーセンのゲームには未来?みたいなものが詰まっていたように思います。
なんかこう「やる気あるぜ」みたいな。
今のこの時代の大きくなった子供たちはお金や地位があろうがなかろうが、何だか疲れているように見える。
ベビーブームで子供の数が異常な数だったが当時は皆未来は素晴らしいと信じて疑わなかった。
そんなきらびやかな時代を思い出しレトロゲームを遊んでみてはいかがでしょうか?
「昔はもっと前向きだったよなあ」と思い返して明日から少しは元気になるかもしれませんよ!
2019/07/24 17:44
今、久々にプレイしたら2ホール目でダブルボギー;;
2019/07/24 02:22