ベスト盤といえば常に便利な存在。そのアーティストのいい曲ばかり入ってるわけですからね。どんなアーティストにも大体1枚はベスト盤が存在すると思いますが、大物アーティストやキャリアが長いアーティストは数多くのベストが存在しますよね(先日もポール・マッカートニーのベストが… あぁ散財)。そんなベスト盤も収録曲や曲順構成、テーマなどで色々と評価されたりします。
有名なベスト盤ではビートルズの赤盤/青盤、スティーヴィー・ワンダーの「ミュージック・エイリアム」、マイケル・ジャクソンの「ヒストリー」などはオリジナル・アルバムにひけをとらない存在感があると思いますし、イーグルスの「グレイテスト・ヒッツ1971-1975」は「ホテル・カリフォルニア」未収ながら彼らのアルバムで一番売れたアルバムだったりします。アバやカーペンターズの「GOLD」なんかもベスト盤として新しく定着したタイトルとしては面白いですね。
そんなみんな大好きベスト盤の中でも私がひときわ思い入れがあるのがボブ・マーリーの「レジェンド」。今思えばこの決定的ベスト盤が何故ボブ・マーリーの死後3年も経ってからリリースされたのか不思議なんですが、リリース時「ワン・ラヴ」のミュージック・ビデオ(ポールも出てきますよ)はよく流れていましたし、雑誌の広告などもよく掲載されてましたので気が付けばこの「レジェンド」を手に入れてました。
1曲目の「イズ・ディス・ラヴ」が流れ出した瞬間、周りの空気感が一変、それまで聴いてきたロックやポップスとは全く異なった心地いい感覚が耳をやさしく刺激します。あとは身を委ねるだけ。こんな気持ちのいい音楽が世の中にあったのか? とそれくらい大きな衝撃を覚えました。アルバム全体のバランス、流れを重視した納得の曲順構成も素晴らしい。こればっか聴いてるとこの「この曲順じゃないとダメ!」ってなっちゃうんですよね。ちょっとそれますが、クィーンの「グレイテスト・ヒッツ」なんかも私にとってはそれに当たります。
比較的キャッチ-な曲が多めに選曲されており、もちろんこれだけでボブ・マーリーやレゲエを網羅できるとは言い切れませんが、1枚のアルバムとして間違いなく名盤です。オリジナル・アルバムをせっせと買い集めましたが、これは別に持っていたいアルバムですし、いまだによく聴く1枚です。いつ聴いても最高ですが、やっぱりこれからの季節、特に暑い日に聴くのがおススメ、あ~海行きたい!!
2016.08.01
YouTube / purebobmarley
YouTube / cuarteto23
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