12月31日
日本ではいまひとつ? スティーヴ・ウィンウッドの再評価を祈念する!
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スティーヴ・ウィンウッドのアルバム「アーク・オブ・ア・ダイヴァー 」がリリースされた日
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photo:FANART.TV  

映画『ブルース・ブラザース』を見た方ならすぐピンとくる「愛しておくれ(Gimme Some Lovin')」のオリジナルをつくりヒット、あのエリック・クラプトンと、スーパー・グループと言われたブラインド・フェイスというグループを結成。

ソロになってからはアルバムで全米3位以上が3枚(1位1回)、シングルでも2度全米1位を獲得、グラミー賞も3部門獲得しているのに、日本ではいまひとつ人気があるように思えないのがスティーヴ・ウィンウッド。

エリック・クラプトンとともに来日公演をおこなったこともありますが、クラプトンと人気の差があるのはわかってはいるものの、やっぱりどこか地味な印象は拭えません。

そんな彼が、ソロとしてアメリカで一番ブレイクしていた時期がアルバム『バック・イン・ザ・ハイ・ライフ』の頃でしょう。前述のグラミー賞を獲得、全米1位ヒット「ハイヤー・ラヴ」を含む名作で、私も大好きなアルバムですが、これ以上に好きなアルバムがソロとして2枚目のアルバム『アーク・オブ・ア・ダイヴァー』です。

そしてこのアルバムのからのシングルでもあり、アルバム冒頭に配されていたのが「ユー・シー・ア・チャンス(While You See A Chance)」。

愛聴していたAMラジオ番組の1コーナーのテーマ曲として使用されていたこの曲を毎週聴くたびに気になっていき、いろいろ調べまくった挙句、アーティスト名と曲名が判明、曲をフルで聴けたときは感動しました。

そのときはスペンサー・デイヴィス・グループ、トラフィック、ブラインド・フェイスという前歴や出身など全く知りませんでしたが、アルバム『アーク・オブ・ア・ダイヴァー』は瞬く間に愛聴盤となりました。

ドラマチックな曲調の「アーク・オブ・ア・ダイヴァー」、ハーモニカのようなシンセが印象的な「スローダウン・サンダウン」、幻想的な「スパニッシュ・ダンサー」、フュージョン的な展開をみせる「ナイト・トレイン」など全体的にシンセの音色が絶妙に効いている聴きどころの多い傑作ですが、何といってもアルバムにおけるハイライトは「ユー・シー・ア・チャンス」(1曲目ですが)。

当時こんなに象徴的に上手くシンセをフィーチュアさせた楽曲は少なかったでしょう。本イントロの前に入る、クラシックの前奏曲のような “イントロのイントロ” 30秒間から既に名曲の予感に満ちています。そして本イントロからあとはもうポジティヴに盛り上がるのみ。「チャンスを見つけたら掴みとれ」という歌詞にうまく連動します。

その歌詞を担当したのは、のちに「ハイヤー・ラヴ」も共作することになるウィル・ジェニングス。ちなみにこのウィル・ジェニングスはその後もジョー・コッカ-&ジェニファー・ウォーンズ「愛と青春の旅立ち」、ホイットニー・ヒューストン「恋のアドバイス(Didn't We Almost Have It All)」、エリック・クラプトン「ティアーズ・イン・ヘヴン」、セリーヌ・ディオン「マイ・ハート・ウィ・ゴー・オン」などスーパーヒットを連発します。

のちのヒットアルバム「バック・イン・ザ・ハイ・ライフ」や「ロール・ウィズ・イット」はソウルフルなタッチをみせてますが、ジャンルとしては例えないようなこの時期も独特の味があります。

ライヴの映像などを見ればわかりますが声も良ければ、楽器も抜群にうまいスティーヴ・ウィンウッド。ソロの楽曲を披露しまくる単独ライヴなんか実現しませんかねえ。

そして是非日本での再評価を!

2017.06.26
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  YouTube / SteveWinwoodVEVO 
 

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カタリベ
1968年生まれ
DR.ENO
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