6月29日

グレイト・ホワイトの真骨頂、寒い冬にはブルージーな「ロック・ミー」

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グレイト・ホワイトのアルバム「ワンス・ビィトゥン」がリリースされた日
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photo:FANART.TV  

2016年もあと僅かになり、クリスマスのイルミネーションで街はキラキラ、クリスマスソングに包まれ、新年を迎える準備やらで賑やかさも増して楽しそうではありますが、この時期に流れてくる曲はバラードが多いですよね。やはり寒い冬には人恋しい切ない曲が合うのでしょうか。

さて、そんな前置きから、バラードにブルージーなロックが持ち味のバンド、グレイト・ホワイトの紹介です。

グレイト・ホワイトはジャック・ラッセル(Vo)とマーク・ケンドール(G)を中心に、80年代前半ロサンゼルスで結成されたハードロックバンドです。いわゆるLAメタル系とはちょっと違い、ブルース色の濃いロックを聴かせてくれました。アルバムジャケットの鮫ヒレやマーク・ケンドールの持つ鮫ギターが印象的で、それもそのはず、グレイト・ホワイト・シャーク(ホオジロザメ)からバンド名を取ったらしいですね。

このバンド、1989年発売のアルバム『トゥワイス・シャイ』に収録されたイアン・ハンター(モット・ザ・フープル)のカヴァー曲「ワンス・ビィトゥン・トゥワイス・シャイ」が有名ですが、この時期になると同アルバムに入っているバラード「エンジェル・ソング」が聴きたくなります。クリスマスにエンジェルはよく似合いますからね。

マイケル・ローディ(G,Key)の弾く物悲しくも美しいピアノがとにかく素晴らしくて、初めて聴いたときからピアノインストとしても成立するくらいの完成度ではないかと思うバラードの名曲です。

と、ここまで書いておきながら、個人的にイチオシの曲はグレイト・ホワイトの真骨頂でもあるブルースとロックが凝縮されている曲、1987年に発売された『ワンス・ビィトゥン』に入っている「ロック・ミー」です。叙情的なブルースを基調にロックの荒々しさや激しさを織り込み、ジャック・ラッセルの歌声にマーク・ケンドールのブルージーなギターが見事に相まった曲だと思います。

実は大学時代の学園祭ライブにバンドを組んで出ようとした時、この「ロック・ミー」をやりたかったのですが楽譜を手に入れることができず、“ホワイトつながり” ということでホワイトスネイクの「スロー・アンド・イージー」を代わりにリストに入れたことがありました。結局、学園祭前にドラムの後輩が風邪をひいて完全な練習不足に陥り、当日までには治らなそうということもあってキャンセルになりましたが(苦)。

あれから時は経ちましたが、最近「ロック・ミー」を弾きたくなりギターを持って練習スタジオに行ってみましたが、まだまだ要練習のようです(笑)。


追記:
当時から思っていたことですが、1987年のアルバムが『ワンス・ビィトゥン』、次作が1989年の『トゥワイス・シャイ』。一番売れたシングルはその『トゥワイス・シャイ』に収録されている「ワンス・ビィトゥン・トゥワイス・シャイ」。このフレーズ、“一度噛まれたら二度目は臆病になる” という意味ですが、臆病どころか2年越しでオチを付けるなんて、肝が座っているというか、商魂たくましいというか。脱帽です。。。

2016.12.23
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カタリベ
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KazーK
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