6月30日

音楽ファン必見のロック映画「ラ★バンバ」脇を固めるミュージシャンの匠

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photo:Rhino  

80年代のロック伝記映画の定番『ラ★バンバ』における音楽シーンの見どころは、ロス・ロボスだけにあらず。

劇中のリッチー・ヴァレンスがシンガーとして成功を収めていくなか、ライヴでエディ・コクラン、ジャッキー・ウィルソンと共演するシーンがあります。エディ・コクランに扮するのは、ブライアン・セッツァー。

風貌もグレッチを使用しているところも自身の音楽も含めてエディ・コクラン役は彼しかいないでしょう。劇中での「サマータイム・ブルース」のパフォーマンスはエディに似ているかどうかなんて関係なく痺れさせてくれます。

ジャッキー・ウィルソンに扮するのはクリークのハワード・ハンツベリー。クリークは80年代のディスコブームに乗じてあらわれたR&Bグループ。

リードヴォーカルのハワード・ハンツベリーがもともとジャッキー・ウィルソンを十八番としており、グループとしてもジャッキー・ウィルソンのカヴァー「ストップ・ドッギン・ミー・アラウンド」をヒットさせてます。

映画を観てもこのハワード、ジャッキー・ウィルソンにちょっと似ております(芸人のぐっさん ー 山口智充に似ている気もしますが)。ここでの見事な熱唱は「ラ・バンバ」とともにミュージックビデオにもなってます。

そしてリッチー・ヴァレンスとともに飛行機事故で亡くなるバディ・ホリーに扮するのはマーシャル・クレンショウ。知名度はいまひとつではありますが、個人的に大好きなアーティストなので勝手ながら字数を使わせていただきます(笑)。

マーシャル・クレンショウはデトロイト出身のシンガーソングライター。ビートルズを題材としたミュージカルでジョン・レノン役を演じたことがプロになるきっかけだったそうです。82年にデビューアルバム『サムデイ・サムウェイ(原題:Marshall Crenshaw)』を発表してから現在まで10枚以上のアルバムを発表。本人名義のヒットはありませんが、ライターとしてはジン・ブロッサムズの「ティル・アイ・ヒア・イット・フロム・ユー」(95年のリヴ・タイラー主演の映画『エンパイア レコード』主題歌)が全米11位を記録しています。

メガネ・ロッカーとしてジョン・レノン、エルヴィス・コステロといったアーティストを引き合いにされることもありますが、自身が影響も受けたこのバディ・ホリー役が彼にいちばんしっくりくるかもしれません。劇中では「クライン・ウェイティン・ホーピン」を完璧な歌唱で魅了しますが、彼による「ペギー・スー」「ザットル・ビー・ザ・デイ」なども聴いてみたいものです。

このようにこれら3組のアーティストはパフォーマンスもルックスも似ていて、いい線いっているのに主役のルー・ダイアモンド・フィリップスがいい男過ぎてリッチー・ヴァレンスにまったく似ていないところがこの映画の唯一の欠点でしょうかね(それはそれでという意見も)。

他にもサンタナが弾くインストゥルメンタルなどバックに流れるスコアも秀逸でストーリーそっちのけで耳を奪われます。

というわけで『ラ★バンバ』は2回以上は観なければいけない音楽ファン必見のロック映画ですね。おっと紹介した曲も収録のサントラもお忘れなく!!

2018.01.06
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