2023年 9月30日

フルオーケストラの興奮!劇場で体験する「スター・ウォーズ」のオープニングは鳥肌確定

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シネマコンサート「スターウォーズ 新たなる希望 シネマ・コンサート」開催日(東京国際フォーラム)
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1978年、年間配給収入ランキング第1位は「スター・ウォーズ」


1978年、日本の映画興行の主役はSF映画だった。年間配給収入ランキングの第5位には『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』が入っている。第2位はスティーブン・スピルバーグ監督の『未知との遭遇』。そしてナンバーワンは言うまでもなく『スター・ウォーズ』だ。

当時小学6年だった筆者も、『スター・ウォーズ』が楽しみで、楽しみで、しょうがなかった。本国アメリカでは1977年5月に公開されるや、驚異的な大ヒットを飛ばしている。そのニュースは日本にも伝わってきており、映画雑誌を中心にして噂が広まる。しかし日本公開は、1978年の夏まで待たねばならなかった。

SNS上でのネタバレを避けるために、ハリウッド大作の日米同時公開が当たり前となっている現代ではピンとこないかもしれないが、インターネットなんて言葉を聞くこともなかった当時は、こういう公開形態は当たり前のように取られていた。



「未知との遭遇」「スター・ウォーズ」、東映で制作された和製SF「宇宙からのメッセージ」


とにもかくにも、1978年に日本にもSFブームがやってくるのは、誰の目にも明らかだった。公開が近づくほど、テレビや新聞、雑誌での『スター・ウォーズ』の露出は増え、注目度も高まってくる。同作の日本公開を待てない観客を取り込んでやろうとする、映画界の動きも顕著になっていた。『未知との遭遇』は『スター・ウォーズ』より全米公開が後だったにもかかわらず、日本では先に公開され、成功を収める。また、東映は大急ぎで和製SF『宇宙からのメッセージ』を製作し、こちらも『スター・ウォーズ』より先に、劇場に放たれた。

1978年の夏、ついに『スター・ウォーズ』は日本に上陸し、空前の大ヒットを飛ばした。しかし、だ。筆者が住んでいた田舎の映画館には、一向にやってくる気配がない。どうやら都会での『スター・ウォーズ』人気が凄すぎて、地方での上映は後回しにされていたようだ。すでに『未知との遭遇』も『宇宙からのメッセージ』も『さらば宇宙戦艦ヤマト』も見たし、真打ちを目にしないことには収まりがつかない! 我が町の映画館にやってくるのは、その年の12月で、さらに待つことになる。

もちろん、ただ黙って待っていたワケではない。この年の夏、タイアップ商品のコカ・コーラを骨が溶けそうな勢いで毎日のように飲み、『スター・ウォーズ』の場面写真がプリントされたキャップを集めた。コカ・コーラの抽選で、R2-D2型のラジオも当てた。ノベライズ小説も読んだし、映画雑誌のグラビアも目に焼き付け、少しでも『スター・ウォーズ』の片鱗に触れようとした。そんなことをしていたら、実際に映画を見る前に、あらすじをすべて把握し、すっかり見た気になっていましたよ、はい……。

「スター・ウォーズ」にどんな音楽がついているのか?


しかし、どんなにビジュアルと物語が焼き付いても、欠けているものがある。それは音楽だ。この年の夏、やはり『スター・ウォーズ』にどんな音楽がついているのか知りたくて、一度レコード屋に足を運び、サントラを探してみたことがある。しかし、しかし、レコード屋の「映画音楽」のコーナーを見てみると、『スター・ウォーズ』関連のレコードが多種並んでいる。劇中の音声だけを集めたものや、その日本語バージョン、ディスコバージョンのカバー集、冨田勲のシンセサイザーによるカバーなどなど、もうどれを買えばいいのかわからない状態だ。

自分が欲しいのは、ラジオのCMで頻繁に耳にした、あのシンフォニックなテーマ曲だ。しかし、それがどのレコードに入っているのか、わからない。オリジナルサウンドトラックに入っていることはわかっていても、どのレコにも “本命盤!” と打たれているので、どれが正規盤なのか小学生の頭では理解できない。さんざん悩んだあげく、そのときは無難に『さらば宇宙戦艦ヤマト』のサントラを買って帰りましたよ、はい……。

結局、テーマ曲をまともに聴いたのは、実際に映画を見たときだった。冒頭 “A long time ago in a galaxy far, far away…(=遠い昔、はるか彼方の銀河系で…)” というテロップの直後、タイトルとともにあの壮大なシンフォニーが鳴り響く。そう、コレだよ、コレ! たとえ物語を知っていても、このオープニングの興奮は、映画を見なければ決してわからない。映画館で映画を見るときの鳥肌体験は、かなりの割合で音楽と一緒になっているものなのだ。

手がけたのは映画音楽界の巨匠、ジョン・ウィリアムズ


『スター・ウォーズ』の音楽を手がけたジョン・ウィリアムズは、言うまでもなく今や映画音楽界の巨匠だ。自分が小学生のときには、『ジョーズ』のあの不気味な音楽を生んだ人なのね…… 程度にしか知らなかった。その後さらに『インディ・ジョーンズ』シリーズや『E.T.』、『ジュラシック・パーク』『ハリー・ポッター』シリーズなどなど、その音楽を聴くほどに、巨匠感が高まっていくが、個人的なファーストインパクトは、やはり『スター・ウォーズ』だ。

そして今年の9月30日、『スター・ウォーズ / 新たなる希望 シネマ・コンサート』と題したイベントが東京と大阪で開催される。基本的に『スター・ウォーズ』を上映するイベントではあるが、映画館で見るのと異なるのは、劇中の音楽が生のオーケストラによって奏でられること。大阪では大阪フィルハーモニーが、東京では東京フィルハーモニーが、映画に合わせて音楽を鳴らす。この試みは、2018年に一度実施され、好評を博している。奇しくも、同月には別のコンサートでジョン・ウィリアムズが来日し、タクトを振るう予定だ。



この機会だからこそ、今や “A long time ago” となった小6の頃を思い出しながら、大人になってから中古で入手したサントラ盤を鳴らして、『スター・ウォーズ』ファーストインパクトの記憶を甦らせてみようと思う。

スター・ウォーズ / 新たなる希望 シネマ・コンサート
場所:東京・東京国際フォーラム ホールA
追加公演:17時30分会場 18時30分開演
上演時間:2時間26分(休憩20分込)

上映作品
スター・ウォーズ / 新たなる希望
STAR WARS:A NEW HOPE
(1977年公開、エピソード4)
英語上映・日本語字幕付き

音楽(作曲):ジョン・ウィリアムズ
指揮:原田慶太楼
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団

公式サイト:https://www.promax.co.jp/starwars/

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2023.08.27
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カタリベ
1966年生まれ
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