2月25日

80年代の沖田総司は中川勝彦!美しすぎるルックス、知性に溢れ、気さくでお茶目!

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時代を代表するイケメンたちが演じた、新選組・沖田総司


新選組といえば、これまで数々のドラマや映画で映像化されてきた時代劇の人気コンテンツであり、多くの人に愛されてきた存在だ。昔から散りゆくものに心を寄せがちな日本人にとって、きっと新選組もその一つなのだろう。

時代は幕末。徳川幕府がまさに倒れようとする、その中で、京都守護職の会津藩主・松平容保の下、近藤勇を筆頭に発足した新選組。悲しいことに時代に逆行することになり、幕府を守るために命を賭けた彼らの一途な姿には、今でも多くのファンが存在する。

そんな新選組は昔から女子の人気が高い。その存在の “刹那さ” が女心をくすぐるのか、はたまた隊員たちの魅力の大きさなのか… きっと、どちらも揃ってのことだろう。副長の土方歳三はしっかりと写真が残っており、今見てもうっとりするほどの美青年。若い隊員の沖田総司は群を抜いた美少年(という話になってはいるが、実際のルックスは謎)であり、剣の達人。戦いの最中に吐血し、赤い血をバーッと吐くシーンはセンセーショナル。志半ばに倒れてしまうという幸薄い生き様は、いかにも女の子が憧れそうな漫画の登場人物のよう。

沖田総司という人物は、時代劇の中で、光り輝く儚い運命を背負った王子様のようなキャラクターなのだ。だから当然、演じるのはその時代時代を代表するイケメンたちと相場が決まっている。これまでの沖田総司役を辿ると、そうそうたる名前が出てくる。草刈正雄、田原俊彦、東山紀之、武田真治、藤原竜也、最近では山田涼介あたりだろうか。

「白虎隊」で中川勝彦が演じた沖田総司こそナンバーワン!


誰の中にも「私の沖田総司はこの人!」というものが存在するが、個人的には誰がなんと言っても中川勝彦さん! 彼を超える人は永遠に出てこないと言い切れる。今も中川勝彦と検索すると、「中川勝彦 沖田総司」という文字が表示される。おそらく、それだけファンが多く存在するのではないだろうか。

1986年、日テレ年末時代劇スペシャル『白虎隊』に沖田役として中川勝彦が登場したときは、胸キュンどころじゃ済まなかった。その名は当時、音楽雑誌でよく見ていたので、アーティストということは知っていたけれど、曲自体は聴いたことがなく速攻でレコード店へダッシュ。購入したのが、その年に出たシングル「fromシンデレラ」と「ラスト・ウィッシュ ―同じ色のクリスマス―」だった。

この頃のかっちゃん(中川勝彦)は、ギタリストのCharと出会い、音楽作りに没頭していた時期だったと思う。それまでポップスしか聴いてこなかった私が、ロックに目覚めたのは、間違いなくこのとき購入した作品のおかげだ。沖田総司を通して中川勝彦を知らなければ、私の人生はきっと大きく変わっていただろう。

Charとのユニット「MAJI-MAGIC」時代というのは、かっちゃんのアーティスト人生が一番キラキラ輝いていたように思う。もともとバンドをやっていてロック色も強かったはずで、自分の好きな音楽の世界を活き活きと泳ぐ魚のように見えた。

ルックス、知性、気さくな性格でファンの記憶に残る中川勝彦


沖田総司があまりにもイメージにぴったり過ぎたのだろうか…。沖田のイメージに重なるかのように、かっちゃんは病で旅立った。白血病。1994年9月17日のことだ。突然の訃報に呆然となった、あのときの気持ち、喪失感は、未だに上手に言葉にできない。

美しすぎるルックス、慶応大学に進み(中退したけれど)、知性に溢れ、それでいて気さくでお茶目。音楽雑誌『ARENA37℃』で高田馬場駅に立ちバンカラにページを飾っていた写真を、今でもはっきりと覚えている。あまりにも素敵な人だったから神様が呼び寄せてしまったのだろうか… と。そうでも思わないとやるせなかった。そして自分自身が33歳になったとき、「かっちゃんの歳を超えてしまったんだなぁ」と、とても胸が苦しくなった。

もっと中川勝彦の音楽を聴きたかった。そして、かっちゃんにたくさんインタビューして記事を書きたかった。こんな風に今、書けることといえば自分の思い出語りと、過去の作品のことだけなのがとても悲しいのだ。時が止まってしまうということは、こういうことなんだな… と痛感する。かっちゃんへのインタビューも、新譜のレビューも書けないなんて…。

だけど今日は、かっちゃんの特別な日。かっちゃん、お誕生日おめでとう。今ではファンの私たちは歳を重ね、みんな大人になったけれど、いつだって、かっちゃんが空の上で、音楽を作ったり絵を描いたり、大好きな猫たちに囲まれて楽しく過ごしていることを心から祈っています。

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2022.07.20
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