2019年 7月28日

HAPPY SAD が集結したフジロック、今回のキュアーは最高!

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毎年、『フジロック』と『サマソニ』にはどんなアーティストが来るのか楽しみですよね。

今年のフジロックはザ・キュアー!なので、私も参戦しました。当然のようにヘッドライナーでしたが、半世紀近く生きてきた人達を、日曜日のあんな夜中に山の中に集めちゃうとは… さすがのキュアーです。

いろんなところからレポートをすでにお聴きになっている方も多いと思いますが、皆さまがおっしゃるように、今回のキュアーは最高でした!

メンバーに急遽変更(サイモン・ギャラップの代わりに息子のエデン・ギャラップが参加、サイモンがいないのはドキドキした…)があったものの、ロバート・スミスの声はツヤツヤだし、セットリストもバランス良しだったかと。

自然の中で聴く、伸びやかなロバちゃんの声、配信でご覧になった方にも伝わったかと思います。最後のロバちゃんの笑顔のダブルピースは私たちを更に胸熱にさせてくれましたよね。

一緒に行ったお友達はザ・キュアー大好きなのに、実は “生 ザ・キュアー” は初めて!今まではなかなかタイミングが合わず、やっと今回コンサートに来られたそうです。彼女は、ザ・キュアーへの強い想いで、同行している私達をも含めた皆が、フジロックに嵐が来ようとも万全の状態で演奏を聴けるようにと、完璧な準備をしてくれて… 感謝感謝です。

彼女は広島で、ザ・キュアーのファンクラブに入っていたそうで、ファンジンも何冊か大事にとってあります。見せていただいたことがありますが、今のように PC で簡単に編集できた時代ではないので、ここまで作りこむのは大変だったと思います。

文字とかも手書きで、手作り感満載、愛満載の素敵なものでした。「How To ロバちゃんメイク」みたいなページもあって、イラストと手書き文字でのページ構成は素敵でした。それにしても、ザ・キュアー好きならロバちゃんメイクは一度は通る道なのね… ほっこり。

そんな彼女の、修学旅行で東京に来た時のエピソードが素敵でした。池袋のサンシャインに着いた時、ストレイ・キャッツ好きの男の子と二人で抜け出し、サンシャイン60通り、パフェテラス『ミルキーウェイ』の前を池袋の駅前の WAVE までダッシュ!ザ・キュアーの「Half an Octopuss」を掴み買って、100メートル自由形のようにターンをしてまた駆け戻ったそうです。

キュアーのレコードを買うのが目的で抜け出すって、うわぁ!なんて胸キュンストーリー!映画『シング・ストリート』のラストで、主人公と彼が好きな女の子とダブリンを抜け出して、おじいちゃんのボートでロンドンに旅出つシーンを思い浮かべてちゃいました。

そういえば、映画の中で「HAPPY で SAD」っていう言葉で “幸せだけど、なんだか切ない思春期の思い” を表現していて、その気持ちを体現している曲としてザ・キュアーの「インビトゥイーン・デイズ」が流れ、「そう!そうなのよ!そこでこそ、ザ・キュアーなのよ!」って思ったものでした。ザ・キュアーはたくさんの少年少女の中に HAPPY SAD のかけらを埋め込んでくれたんですよね。

そんなたくさんの HAPPY SAD が集結したフジロック、今回のキュアーが最高だったのはバンドだけの力じゃないはず。公演中、ふと後ろを振り返った時に見た皆さんの本当に幸せそうな顔!顔!顔!

それもまた、忘れられないフジロックの思い出となっております。次は単独で来日公演、待ってます!

2019.08.22
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  YouTube / The Cure
 

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カタリベ
1969年生まれ
ユリンベ
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