2019年 7月28日

HAPPY SAD が集結したフジロック、今回のキュアーは最高!

12
0
 
 この日何の日? 
ザ・キュアーが「フジロックフェスティバル '19」に出演した日
この時あなたは
0歳
無料登録/ログインすると、この時あなたが何歳だったかを表示させる機能がお使いいただけます
▶ アーティスト一覧

 
 2019年のコラム 
イベントレポ:80年代イントロ十番勝負Vol.4 夏のINTROフェスティバル!

日曜昼はドレミファドン!6月1日は渋谷で INTRO フェスティバル!

プリンスの提供楽曲集「オリジナルズ」想像の翼は広がるばかり

歌手・森口博子。紆余曲折を乗り越えて花開いたガンダムの歌姫

忘れじの歌舞伎町ディスコナイト、東亜会館の夏は今も続いていた!

プロフェッショナル 矢沢永吉、自ら剥がし落としていった不良音楽のレッテル

もっとみる≫




毎年、『フジロック』と『サマソニ』にはどんなアーティストが来るのか楽しみですよね。

今年のフジロックはザ・キュアー!なので、私も参戦しました。当然のようにヘッドライナーでしたが、半世紀近く生きてきた人達を、日曜日のあんな夜中に山の中に集めちゃうとは… さすがのキュアーです。

いろんなところからレポートをすでにお聴きになっている方も多いと思いますが、皆さまがおっしゃるように、今回のキュアーは最高でした!

メンバーに急遽変更(サイモン・ギャラップの代わりに息子のエデン・ギャラップが参加、サイモンがいないのはドキドキした…)があったものの、ロバート・スミスの声はツヤツヤだし、セットリストもバランス良しだったかと。

自然の中で聴く、伸びやかなロバちゃんの声、配信でご覧になった方にも伝わったかと思います。最後のロバちゃんの笑顔のダブルピースは私たちを更に胸熱にさせてくれましたよね。

一緒に行ったお友達はザ・キュアー大好きなのに、実は “生 ザ・キュアー” は初めて!今まではなかなかタイミングが合わず、やっと今回コンサートに来られたそうです。彼女は、ザ・キュアーへの強い想いで、同行している私達をも含めた皆が、フジロックに嵐が来ようとも万全の状態で演奏を聴けるようにと、完璧な準備をしてくれて… 感謝感謝です。

彼女は広島で、ザ・キュアーのファンクラブに入っていたそうで、ファンジンも何冊か大事にとってあります。見せていただいたことがありますが、今のように PC で簡単に編集できた時代ではないので、ここまで作りこむのは大変だったと思います。

文字とかも手書きで、手作り感満載、愛満載の素敵なものでした。「How To ロバちゃんメイク」みたいなページもあって、イラストと手書き文字でのページ構成は素敵でした。それにしても、ザ・キュアー好きならロバちゃんメイクは一度は通る道なのね… ほっこり。

そんな彼女の、修学旅行で東京に来た時のエピソードが素敵でした。池袋のサンシャインに着いた時、ストレイ・キャッツ好きの男の子と二人で抜け出し、サンシャイン60通り、パフェテラス『ミルキーウェイ』の前を池袋の駅前の WAVE までダッシュ!ザ・キュアーの「Half an Octopuss」を掴み買って、100メートル自由形のようにターンをしてまた駆け戻ったそうです。

キュアーのレコードを買うのが目的で抜け出すって、うわぁ!なんて胸キュンストーリー!映画『シング・ストリート』のラストで、主人公と彼が好きな女の子とダブリンを抜け出して、おじいちゃんのボートでロンドンに旅出つシーンを思い浮かべてちゃいました。

そういえば、映画の中で「HAPPY で SAD」っていう言葉で “幸せだけど、なんだか切ない思春期の思い” を表現していて、その気持ちを体現している曲としてザ・キュアーの「インビトゥイーン・デイズ」が流れ、「そう!そうなのよ!そこでこそ、ザ・キュアーなのよ!」って思ったものでした。ザ・キュアーはたくさんの少年少女の中に HAPPY SAD のかけらを埋め込んでくれたんですよね。

そんなたくさんの HAPPY SAD が集結したフジロック、今回のキュアーが最高だったのはバンドだけの力じゃないはず。公演中、ふと後ろを振り返った時に見た皆さんの本当に幸せそうな顔!顔!顔!

それもまた、忘れられないフジロックの思い出となっております。次は単独で来日公演、待ってます!

2019.08.22
12
  YouTube / The Cure
 

Information
あなた
Re:mindボタンをクリックするとあなたのボイス(コメント)がサイト内でシェアされマイ年表に保存されます。
カタリベ
1969年生まれ
ユリンベ
コラムリスト≫
13
1
9
8
0
悪女映画の傑作「ジェラシー」― 愛と死の二重らせん
カタリベ / 後藤 護
17
1
9
9
5
コムデギャルソンの “Chic Punk” とキアヌ・リーヴスのバンド、ドッグスター
カタリベ / ロニー田中
57
1
9
8
5
1985年の貸レコード事情♪ あの夏、スミスに出会った “友&愛”
カタリベ / 親王塚 リカ
14
1
9
8
1
マッドチェスターの源流? ロンドン発のニューウェーヴ、パッションズ
カタリベ / moe the anvil
24
2
0
1
6
80's フリーク必見「シング・ストリート 未来へのうた」に胸アツ!
カタリベ / DR.ENO
58
1
9
8
8
パティ・スミスの「People Have the Power」音楽が政治的で何が悪い
カタリベ / 浅井 克俊