手品師御用達！スティーヴ・ミラー・バンドの「アブラカダブラ」

突然ですが、クイズです。
以下のヒントからアーティスト名を答えてください。さて、何個目のヒントで正解できるでしょう？

① 1966年、サンフランシスコにて結成
② アルバムでのチャート最高位は２位、シングルでは１位を３度獲得している
③ 解散前のビートルズのメンバーとスタジオでセッションをしたことがある
④ ボズ・スキャッグスやベン・シドランがメンバーとして参加したことがある
⑤ メンバーの名前がバンド名に使われている
⑥ シールやファットボーイ・スリムらがカヴァー、ともにヒット
⑦ マジックショーのBGMでよく使われる

と、ここまででわからなければアーティスト自体ご存知ないのかもしれません。経歴の割には有名ではありませんので。正解は、スティーヴ・ミラー・バンド。70年代には「フライ・ライク・アン・イーグル」、「ザ・ジョーカー」、80年代には「アブラカダブラ」のヒットを飛ばしました。飄々としたややユルめのブルースフィーリングのポップソングからノリノリのロックンロールまでこなすいまだ現役のバンドです。結成50周年なんですね。

個人的にはやっぱりリアルタイムで聴いた「アブラカダブラ」の印象が強烈。いまだにマジックショーのBGMとしてインストと化した「アブラカダブラ」を耳にすることが多々あります。タイトルの割にはけっこうクールな曲なんですが、タイトルまんま魔法のように耳に残ります。

ミュージックビデオにもほとんど本人が登場しなかったせいか、スティーヴ・ミラーの顔とかバンドのビジュアルイメージが湧きません。ギタリストとして人気投票の上位にくることもありませんし、ロックの殿堂入りした割には、なかなかロックスター感に結びついてきません。逆にそんなところが魅力なんでしょうね。

私はベスト盤なんか車に入れっぱなしにしてけっこう愛聴してました。前述の楽曲や「スペース・カウボーイ」、「リヴィング・イン・ザ・USA」など今でも映画やTVで使用されたり、カヴァーされたりしていることが多いので、作曲センスも非常に優れてるんでしょうね。

ちなみに「アブラカダブラ」の他に私が印象に残ってるのは81年のアルバム「愛の神話（Circle of Love ）」のジャケットが当時のビートたけしにそっくりだったこと。そのアルバムを聴くことはなかったんですが、音楽誌に掲載されていたそのアルバムの広告が頭に焼き付いてます。「たけし、アルバムだすのかー」って思ってました。似てませんか？（笑）

2017.01.26