先日百円均一をブラブラしていたら、視力矯正用のメガネが売られていた。その形状は、プラスチックで出来た大きめのサングラスに1㎜ぐらいの穴が無数に開いていて、その隙間から遠くを見ると「あら不思議、裸眼なのにハッキリ見えるわ」と言った商品である。
私は自分でも妄想癖が強いことを認めているが、そのメガネを掛けた瞬間、脳裏に TOM★CAT のサングラス姿が浮かんできた。続いてアメリカンフットボールの防具の中身みたいなコスチュームが、そしてそのコスチュームから北斗の拳、さらにはスターボーの宇宙服が思い出された。
だんだん「風が吹けば桶屋が儲かる」的な連想ゲームになってきた。
確か TOM★CAT もスターボーも北斗の拳も私が高校生時分であったと記憶している。これは間違いなく誰かが誰かをリスペクトしていると直感(妄想)した私は、家に帰ってググッてみた。なぜ家に帰ってググッたかと言うと、未だに私の携帯はガラケーだからだ。
するとスターボーが地球に来たのが1982年で、北斗の拳の連載開始が1983年、TOM★CAT がデビューしたのが1984年と判明した。
つまり、TOM★CAT は北斗の拳をリスペクトしていた可能性が高い。そう言えばデビュー曲の「ふられ気分でRock’n Roll」の歌詞に「アタタタタタ……」と言ったケンシロウの名ゼリフが折り込まれていたように思う。
続いて年代的に見れば、北斗の拳の作者である武論尊氏はスターボーをリスペクトしていた事になる。
調べてみると、スターボーは「悪い地球人にさらわれた母親を捜しに男装してきた」とラジオ番組で語っていたという記述が残っている。符号してみるとケンシロウも許嫁のユリアを南斗聖拳のシンにさらわれたところから物語が始まっている。しかもスターボーは「スター」と「レインボー」の造語であり、レインボーと言えば七色である。ケンシロウの胸にも七つのスターが刻まれている。
ややっ、これだけ状況が一致するということは、これは間違いなく武論尊氏がスターボーをリスペクトしていたと断定してもいいだろう。
それでは一体スターボーは誰をリスペクトしていたのだろうか。そして TOM★CAT の系譜は誰に引き継がれているのだろうか。疑問は尽きることはないが本日はこれまでとしたい。
「ひでぶ!」
2018.03.16
YouTube / HebinoMetaru
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