11月26日

80年代のビッグアイドル、ヴォーカリストとしての河合奈保子を見よ!

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photo:Nostalgic Idols Park  

週刊朝日によると、2016年8月現在、80年代のアイドル河合奈保子フィーバー(古臭い言い回しですねえ…)が巻き起こっている。

8月31日には、写真集とDVDが同時発売され『月刊平凡 GOLDEN BEST!! Vol.1 河合奈保子写真集 再会の夏』は、現役アイドルらを抜き、アマゾンのランキングでトップ3位に入ったそうです。写真集が売れないこの時代に、発行元の担当者も「大々的な宣伝も打っていないのに… 恐るべき人気ぶりです」とホクホク顔だそう。

実は私、奈保子ちゃんと同学年。1980年にデビューしたときには、坊主頭でメガネのS君が、「“西城秀樹の妹” がデビューしたんだ!!!!!」と興奮気味に話していたのを思い出します(あっ、失礼。本当の妹じゃないですよ。そういう設定だったのです。若い方向けに念のため)。

S君は、すぐにデビュー曲の『大きな森の小さなお家』のレコードを買ったようだったので、ちょっとおねだりしたら録音してくれました。でもね、聴いてびっくりしました。声もいいし、歌も上手い。テレビでスカートをヒラヒラさせて歌ってる姿を見かけたら、チャンネルを回せなくなってしまいました(ちなみに当時、リモコンはなかったです)。

さて、『スマイル・フォー・ミー』などの女の子っぽい曲もいいのですが、個人的には『エスカレーション』『UNバランス』『ジェラス・トレイン』など大人っぽい曲の方が印象に残っています。調べてみると、いずれの曲も、当時の超売れっ子タッグ、作詞:売野雅勇、作曲:筒美京平だったのは驚きでした。

しかし、このコラムでオススメしたいのは『ハーフムーン・セレナーデ』。自身で作曲した作品です。作詞じゃないですよ。作曲です。ピアノの弾き語りで歌うこともあったりして、アイドルではなく、ヴォーカリストとしての迫力を感じたものです。その後、発表する曲のほとんどが、彼女自身の作。アーティストとしての才能も多分にあったのですね。娘がデビューするのも頷けるでしょう。


追記:
前述の担当者によると、写真集とDVD発売に関しては、「本人からのコメントは特になくて…」だそう。


ハーフムーン・セレナーデ / 河合奈保子
作詞:吉元由美
作曲:河合奈保子
編曲:瀬尾一三
発売:1986年(昭和61年)11月26日

2016.09.02
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1966年生まれ
太田 秀樹
あるんですねえ、こういう曲が。当時の僕はアイドルソングをあまり聴かなくなっていて、欧米の古いロックやブラックミュージックにはまってました。当然、河合奈保子がこのような変貌を遂げていたことは記憶の片隅にもなく「ボイン(完全なる死語)で可愛らしい女の子」のイメージのままだったことを今ここに反省します。いやあ、いい曲ですね。
2016/09/06 03:01
5
返信
カタリベ
1964年生まれ
小山眞史
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