「今まで観た中で一番好きな映画はなんですか?」って質問がよくあるけど、僕は「映画っていろんなジャンルがあるし、好きな映画はたくさんあるから、1本に絞るのは無理」って答えることにしている。今回は、そのたくさんある好きな映画の中から、特に大好きな「ブルース・ブラザーズ」の話です。
「ブルース・ブラザーズ」の日本での公開は1981年の3月。ウエストサイドストーリーやサターデナイトフィーバーと比較しても僕の中では歴代1位のミュージカル映画だ(僕は勝手にこの映画をミュージカル&コメディ映画と分類している)。「ジョン・ベルーシ」演じるジョリエット・ジェイク・ブルースと「ダン・エイクロイド」演じるエルウッド・ブルースの無表情のおもしろさ、独特なステップ、そして何よりも全編を通して感じられる強い音楽愛と圧倒的なブルース感。中学校を卒業して高校入学前の春休みの僕は、こんな痛快な映画があるのか、アメリカってスゲーな、こりゃ勝てないわ、って思ったことを覚えてる。
ジェイムズ・ブラウン、アレサ・フランクリン、レイ・チャールズ、キャブ・キャロウェイ、ジョン・リー・フッカーといったビッグネームたちの出演も話題になりました。この映画にはブルースやR&B、ソウルミュージックなどの黒人音楽に対するオマージュという側面もあり、それが素晴らしく感動的で、何度見てもコメディなのに僕は泣いてしまうんだ。僕が黒人音楽が好きになったのもこの映画がキッカケと言っていい。
伝説のコメディアン、ジョン・ベルーシは人気絶頂期の1982年3月5日に、薬物の過剰摂取によりこの世を去ってしまう。彼が薬物中毒だったのは有名で、訃報を聞いた時も「やっぱりか、、、」という諦めの気持ちが強かったけど、残念で仕方が無かった。もし、彼が生きていたらアメリカ映画はどうなっていただろう。
音楽を愛する人なら必見!という映画の筆頭の「ブルース・ブラザーズ」、Re:minder世代の方なら観た方は多いと思うので、あえて映画のストーリーや解説はしないけど、このコラムを機に是非もう一度観てみてください。懐かしくって、楽しくって、きっと爽快で痛快な気持ちになれるはずです。
①SHAKE A TAILFEATHER
ジェイクとエルウッドが自分達の出身の孤児院を救うために再結成したブルース・ブラザーズ・バンドのメンバーが、レイ・チャールズが店長の楽器屋で楽器を調達するシーン。
②EVERYBODY NEEDS SOMEBODY
満員になったコンサー会場での感動の1曲目のシーン。
③CAN'T TURN YOU LOOSE
2016.02.29
YouTube / Movieclips
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