秋の夜長に身を任せ… 私の故郷、北九州も、虫たちの鳴き声が秋仕様に変化して、猛暑と台風に翻弄された夏が嘘のように、なんとも穏やかで過ごしやすい季節になりました。そんな秋にご紹介したい一曲、ジェームス・イングラムの名曲「ジャスト・ワンス」です。
クインシー・ジョーンズがプロデュースしたアルバム『ザ・デュード』に収録されていて、“この曲イイなぁ。なんか穏やかな気分になるなぁ” と感じつつ聴いていました。当時はこの曲の歌詞をみることはなかったのですが。30年以上たって、どんな歌詞だろう? と意訳してみました。
ベストを尽くしたはずだった。
でも、それじゃまだ足りなかったのだと思う。
今の2人は、手を尽くす前に戻っている。
何も変わっていないようにさえ思える。
2人はまた赤の他人に戻っていく。
告げるべき別れの言葉を迷う…
でも、それじゃまだ足りなかったんだと思う…
神は見ている、2人がどこにも向っていないことを。
それは、いつも逃げ出そうとしているようなもの…
今一度、時間が欲しい。
2人が犯し続ける過ちを見つめ直すことはできないだろうか。
何故、2人で過ごした素晴らしい時をこれ以上続けられないのか…
今一度だけ、時間が欲しい。
正しい結末に至る道筋を、2人で見つけることはできないだろうか。
たかが一夜では消えない魔法をかけることはできないだろうか。
今一度だけ、時間が欲しい。
理由を知りたいんだ。
何故、いつも結論が別れへと戻ってしまうのかを。
何故、お互いの手をとりあうことができないのかを…
僕らはこの2人でない限り、快くは過ごせない。
ベストを尽くし、もっとよくしていこう。
そうして、共にいる術を見つけ出せないか。
今一度だけ、時間が欲しい。
もし2人が快く過ごすためのベストを尽くし、
もっとよくしていくために共にいる術を見つけ出せるなら…
だから、今一度だけ…
出会いと別れ。2人の行き違い。でもベストを尽くしてなんとかしたい。そしてお互いにとって、より良い人生にしたい… こんな歌をソウルフルに歌い上げるジェームス・イングラムの曲を、言葉の意味も含めて聴ける英語な人たちがうらやましく思います。この歌詞の「2人」の単語を「自分」に置き換えてみると、まさに “人生” そのものです! 一度しかない人生、悔いのないようにベストを尽くす! そんな気持ちになりました。
ということで、皆さん!「ジャスト・ワンス」
たった一度の人生を、悔いなく過ごしたい… そんな想いを込めてご紹介します。郷愁に駆られる “秋” に、超おススメです!
2016.09.22
YouTube / Joey Coco
Information