6月5日

私の中の残念な記憶「コール・ミー」と「ワタシニ、デンワシテ、クダサイ」

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photo:OLDIES and AUDIO  

誰でも頭から離れないフレーズがあると思う。「・・・リー、・・イリー、・タイリー、スタイリー、スタイリー」 そう、「ワタシニ、デンワシテ、クダサイ」という台詞で一世を風靡した健康器具通販のあの音楽である。時折そんなフレーズを思い出す自分に腹が立つ。

さて、話はガラッと変わるが一時、T.M.Revolutionというバンドのボーカルが西川貴教だとばかり思っていたら、西川=TMである事実を突きつけられた瞬間があった。逆に、ブロンディ=デボラ・ハリーと思っていたら、ブロンディってバンド名だったことに行き当たったこともあった。

デボラ・ハリーを初めて見たのが1980年。テレビを付けていたら彼女のヒット曲となった「コール・ミー」が流れていたのである。デボラはマドンナが現れるまで、アメリカンポップスのセックスシンボルの座を防衛し続けた女性である(評価には個人差があります)。妖艶な表情で「あなた色に染めて」と歌う彼女には、アングロサクソンだけでなく、モンゴロイド男子達も魅了されたものだった。当然私も一発でファンになった。彼女のアルバムを聴いて驚いたのが、そのジャンルの多彩さである。

・ハート・オブ・グラス(79年)
・サンデー・ガール(79年)
・ワンウェイ・オア・アナザー(79年)
・ザ・タイド・イズ・ハイ(80年)
・アトミック(80年)
・コール・ミー(80年)

それぞれ、カントリー調であったり、レゲエ調であったり、ハードなロック調であったりと聞く者を飽きさせないのである。彦麻呂なら「洋楽の玉手箱や~」と言うこと間違いなしである。すべて30年以上前の曲なのに、今聴いても全然古い感じがしないのもまた彼女の魅力の一つでもある。ただ一つ残念なのが「コール・ミー」と「ワタシニ、デンワシテ、クダサイ」がセットで私の記憶に残ってしまっていることだ。

2016.05.17
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カタリベ
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