8月21日

青春映画「ダーティ・ダンシング」パトリック・スウェイジにベタ惚れ!

12
0
 
 この日何の日? 
映画「ダーティ・ダンシング」が全米で公開された日
この時あなたは
0歳
無料登録/ログインすると、この時あなたが何歳だったかを表示させる機能がお使いいただけます
▶ アーティスト一覧

 
 1987年のコラム 
アイドル頂上決戦!デビー・ギブソンとティファニーは永遠のライバル?

光GENJI「STAR LIGHT」チャゲ&飛鳥と佐藤準のサウンドに賭けたジャニー喜多川の眼力

時代を変えた 光GENJI デビュー!アイドルの不遇時代に輝いた王子様たち

スラッシュとアクセル・ローズ、80年代が生んだ最高のコンビネーション!

イジー・ストラドリン、ガンズ・アンド・ローゼズの曲作りの中心にいた男

陣内孝則の快進撃!ライスカレーからの「火の玉KISS」

もっとみる≫



photo:Discogs  

パトリック・スウェイジと言えば、日本では「ゴースト」の印象が強いと思いますが、ブラジルでは「ダーティ・ダンシング」の主役を演じたことで有名です。

この映画がブラジルで上映された時、私は13歳。周りの大人っぽい女子たちとは違い、私は幼い、おとなしい、あまり目立たない地味な女の子でした。

そんな私のことが目障りだったのか、クラスで一番の目立ちたがり屋の女の子、トリシアは私を見る度に「おい、聖女!」と呼んで、小馬鹿にしていました。

映画館に「ダーティ・ダンシング」を観に行く機会はなかったのですが、ラジオから毎日のようにサウンドトラックの「タイム・オブ・マイ・ライフ」や「シーズ・ライク・ザ・ウィンド」が流れてきます。私はいつものようにマイ歌詞カードを作り、両曲ともほとんど暗譜できていました。

同じ頃、あるクラスメイトの誕生日パーティーに呼ばれ、当時流行っていた曲に合わせみんなで踊っていた時のことです。

トリシアは私が「タイム・オブ・マイ・ライフ」を口ずさんでいるのを見て、「何? 全部歌えるの?」と、少し驚いている様子。

パーティーの帰り際、「ねぇ、歌詞を書いてきて」とトリシアに頼まれたので、次の日に手書きの歌詞カードをあげると、「おぉ、ありがとう!」と喜んでくれました。それ以来、トリシアは私のことを「聖女」と呼ぶことがなくなり、時々、「ね、これ歌える? 歌詞知ってる?」と聞かれたりして、その度に私は彼女に歌詞カードを渡すのでした。

ただ、恥ずかしながらも、つい最近まで「タイム・オブ・マイ・ライフ」は「シーズ・ライク・ザ・ウィンド」同様、パトリック・スウェイジが歌っているものと思い込んでいましたが。。。

日本では「ダーティ・ダンシング」はマイナーかもしれませんが、アメリカでは、ブラック・アイド・ピーズが「タイム・オブ・マイ・ライフ」をカヴァーしたり、2011年の映画「ラブ・アゲイン」でエマ・ストーンとライアン・ゴズリングが「ダーティ・ダンシング」のラストシーンを再現したりしているほど有名です。

こんな思い出を抱えながら、今度、私が所属しているバンドのライブで「タイム・オブ・マイ・ライフ」を歌います。この曲を聴くと、パトリックのセクシーな踊りや表情を思い出すのです。もちろん、トリシアのことも。


The Time of My Life / Bill Medley and Jennifer Warnes
作詞・作曲:John DeNicola, Donald Markowitz, Franke Previte
プロデュース:Michael Lloyd
発売:1987年9月

2016.10.13
12
  YouTube / CPhillips92


  YouTube / BlackEyedPeasVEVO 
あなた
Re:mindボタンをクリックするとあなたのボイス(コメント)がサイト内でシェアされマイ年表に保存されます。
カタリベ
1974年生まれ
clake
コラムリスト≫
44
1
9
8
3
MTV的映画「フラッシュダンス」と ジェリー・ブラッカイマーのメディアミックス
カタリベ / 鎌倉屋 武士
44
1
9
8
1
迷うことなく答えはひとつ、一番好きな雑誌「バラエティ」と角川映画
カタリベ / 鈴木 啓之
36
2
0
1
9
甘酸っぱいキュンキュン映画「バンブルビー」80年代の名曲たちが甦る!
カタリベ / ユリンベ
111
1
9
9
1
ホイチョイ映画「波の数だけ抱きしめて」1982年の夏は大滝詠一と山下達郎
カタリベ / 中川 肇
83
1
9
7
8
空前のディスコブーム「サタデー・ナイト・フィーバー」が若者の風俗を劇的に変えた!
カタリベ / 指南役
17
1
9
8
1
マニア心をくすぐるエピソード♪ 地味渋バンド、スクィーズは英国の誇り
カタリベ / DR.ENO