従来の歌謡曲とは違った、新世代の音楽を世に送り出そうと1970年3月に発足。フォーク、ニューミュージックの発展に寄与した日本クラウン内のポップス系レーベル・PANAM(パナム)。2025年に設立55周年を迎え、これを記念したリメイクカバー企画『PANAM 55/100 SUPER SONG COVERS』が今年も進行中だ。
昨年9月に第1弾として、藤井フミヤ with 南こうせつが、かぐや姫の名曲「僕の胸でおやすみ」をリメイクカバー。これを皮切りに、新旧さまざまなアーティストが世代を超えてコラボ。PANAMレーベルの名曲を蘇らせる企画が月イチで続いている。単なる懐古趣味ではなく、過去の名作に新たな息吹を与える好企画で毎回楽しみだ。
そしてPANAMといえば、まずパッと思い浮かぶのがかぐや姫であり、伊勢正三であり、イルカであり、「なごり雪」だ。このカバー企画にもいずれ「なごり雪」は取り上げられるんだろうな、と思っていたら、第4弾として昨年12月に早くも登場。“seta with Darjeeling” のカバーには意表を突かれた。
seta with Darjeelingのカバーも、この曲の普遍性と、なぜこんなに心に沁みるのかを改めて気づかせてくれる好カバーだ。なお、マルチに活動するsetaは「なごり雪」をカバーするにあたって、この曲がバックに流れるオリジナルのショートドラマ脚本を書き下ろしている。若い世代に人気のショートドラマレーベル「HA-LU」が映像化。そちらも公開されているので、興味のある方はぜひ。名曲は時代を超えることがよくわかる。