1973年 4月17日

洋楽ビッグヒット!THE JUGGLERがオススメするイーグルスの名曲「デスペラード」

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イーグルス「ならず者」の第一印象


1973年のリリース当時、私はまだ小学生でした。キッスのド派手な存在に目が眩んでいた頃でもあり、イーグルスに覚醒するには、1976年の「ホテル・カリフォルニア」の大嵐を待たなければなりませんでした。

ですから遡って聴いた派としては、3枚前のアルバム「ならず者」の西部劇風ジャケットがいまいちピンとこなくて「なんか人数が足りなくね?」「どれが誰だかわらなくね?」「何で死んでるの?」などと思いながら、鑑賞した覚えがあります。

タイトル曲「DESPERADO / ならず者」も、バラードの破壊力としては「ホテル・カリフォルニア」や「言いだせなくて」の方が耳触りも良く、「ふう~ん」という感じの第一印象で、地味なだけでなく更に “おじさん達の音楽” という認識を持ってしまいました。

カバーされる度に信者を増やす“スルメ曲”?


ところが1973年の本家リリース半年後の彼らがバックバンドを務めていったリンダ・ロンシュタットに始まり、カーペンターズ、ケニー・ロジャースなどがこぞってこの曲をカバーしました(カーペンターズの邦題は何故か「愛は虹の色」でした)。

日本でも佐藤竹善、EPO、KOKIA、平井堅、Superflyなどがレパートリーに加えています。こんなに多くのアーティスト、しかも男性女性を問わずに歌われる曲は大変珍しいのです。

そしてカバーが何度も何度も映画の挿入歌やCM、テレビ番組のオープニングなどで使われるうち、“噛めば噛むほど味が出るスルメ” のように私たち日本人の耳にスタンダードなバラードナンバーとして定着していったのです。

しかも甘い芳醇なワインのような雰囲気を醸し出す曲として君臨し、まさかの「ならず者」と言う邦題も、ドルトン兄弟の死体の横たわっているモチーフ写真などと共にどこか記憶の彼方へ行ってしまいました。

イーグルス自身も最新のライブアルバム『Live from the Forum MMXVIII』に於いて、ライブを締め括るような位置で演奏しています。

今後これ以上新しい音源をリリースする必要がない彼らには、今まさに長年のバンド活動を総括するポジションの曲になったとも思えます。

「ホテル・カリフォルニア」のお祭り騒ぎでもなく、デビューの時の「テイク・イット・イージー」のような無駄な強がりでもなく、“ここまでやってきたら結局「ならず者」なんだよなぁ” と言うドン・ヘンリーのつぶやきが聞こえてくるようです。

「ならず者」を聴かせるときのポイントは?


洋楽カバーバンド “THE JUGGLER” ではとにかく「コーラスが全て!」だと考えております。

ネイティブの発音に近いKAIKI君のメイン含めて5声をどうカッコ良くよく聴かせるかをポイントにしています。この曲は特に他の楽器はいたってシンプルで目を瞑っても弾けるので本当にコーラス勝負。

ピアノは万民が知っているフレーズなので間違えられませんが、渋谷さんの度胸なら問題ありません。

当バンドは楽器演奏の担当が3人なのでベースなどは打ち込みも使って対応しています。

THE JUGGLERとしてもLIVEのハイライトで演奏する必殺技としてご好評をいただいております。大丈夫! 琴線に触れる泣きの名曲で、ドルトン兄弟の死臭などは微塵も感じさせません。ぜひLIVEでご堪能ください。

THE JUGGLER渋谷有希子が語る「ならず者」のプレイメモ


THE JUGGLERのレパートリーの中で一番シンプルな曲です。

しかしこの曲ほど自然な英語で「語れるかどうか」が問われる曲はないのではなかろうか… と思います。その点ではKAIKIくんのボーカルはピッタリなのです。

一緒に演奏していて聴き惚れてしまうんですね。いっそのことアカペラでどうでしょう? と提案したくなるほどです。

その語るような歌を支える背後の素朴な楽器陣。絶対的に歌を邪魔しない演奏。思い入れが強くとも朴訥な演奏にとどめるというところで、私は勝手に職人気質を感じております。

そして何と言ってもコーラス! このコーラスができるかどうかが肝です! 楽器陣と同じで、朗々と歌い上げてもいけない。かといって小さくてもいけない。音楽的に書くなら、ボリュームコントロールとロングトーンの維持が非常に重要です。

引っ込むところは引っ込んで出るところは出る! メリハリをつけつつもボーカル同様語れるかどうか、というところでしょうか。ゆっくりなテンポで中位の声量でのロングトーンをビブラートを効かせすぎずブレずに歌う… ということがとーっても難しいのです。本当に。やってみて。

これをサラッとやっているのがギターの亮さんとドラムの淳さんです。演奏もしているのに実にサラリと歌っているこのお二人、この曲のコーラスの理想です! 私はといえばいまだ未完成です… すみません。

ついつい音楽的なことに気を取られて優しさを忘れてしまったり、強く歌って出過ぎてしまったり、ビブラートをかけすぎてしまったり、理想にはまだまだ遠いコーラスなので、これからの成長過程を見ていただければと思います。


★THE JUGGLER LIVE情報
『THE JUGGLER ワンマンLIVE Vol.2』
公演日:2022年5月15日(日)
開場:16:30
開演:17:30
会場:ケネディハウス銀座

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2022.04.17
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