僕が浜田省吾というアーティストの曲と出会ったのは、1979年の夏、日清カップヌードルのテレビコマーシャルから流れてくる「風を感じて」だ。
It's so easy 走り出せ〜よ〜
Easy to be happy 風の青さを〜
という軽快なメロディ一の虜になるのに時間は掛からなかった。
僕には、いい曲(好きな曲)って、初めて聴いたのに初めて聴いた気がしない、一度聴いただけで覚えることが出来る、っていう持論があるんだけど、「風を感じて」はその代表みたいなもので、今でも大好きな曲です。
当時僕は中学2年生。高校受験という人生初めての壁を前に、将来何になりたいとか、そのためにはどうすればいいのかとか、いろいろ悩み始めていた頃で、この「風を感じて」の気楽に行こうよ!なんとかなるさ!的な歌詞に随分癒されたことを覚えている。
僕は今もそうだけど、ガキの頃からいろいろな事を人に相談せず、自分一人で考えて考えて結論を出すという自己完結野郎なので、
自由に生きてく方法なんて
100通りだってあるさ〜
なんて歌われるとすぐ心の拠り所にしちゃうんです。だから、イーグルスの「テイク・イット・イージー」やリンダ・ロンシュタットの「イッツ・ソー・イージー」も大好きな曲なんです。
僕が浜田省吾を最も聴いていた時期は大学生の頃。聴く場所は圧倒的に車の中が多かったかな。自分の車の中はもちろんだけど、親友のY君の車の中で聞きまくっていたイメージが強い。
当時は特に何の目的も無いのに、毎日Y君と車でぶらぶら走ってるだけで楽しくて、いつも浜田省吾を聴きながら走ってた。だからかもしれないけど、浜田省吾は女の子と聴くより、男同士で聴く方が良い、というのが僕の持論だ。もちろん女性のファンもたくさんいるし、その女性たちを否定しているわけではありません。
例えば、お気に入りの女の子と二人でドライブしているとします。
そんな時「もうひとつの土曜日」なんか流れてきちゃったら「この人、私に片思いしているのかしら……」って、僕の下心に気づかれてしまったりするかもしれないじゃないですか。それくらい浜田省吾の歌詞はあまりにもストレートで、女性へのメッセージ性も強いから、男同士で聴く方が気楽なんだって、感じわかりますか?
女の子と浜田省吾を聴くとドキドキしちゃうのは僕だけでしょうか…
2016.05.07
YouTube / tontongtr
Information