それにしても急に冷え込んできて、すっかりドリーム・アカデミーの「ライフ・イン・ア・ノーザン・タウン」… でも、さむーーい冬の朝だからこそ聴きたい曲ですよね! 皆さま、この季節になると何が聴きたくなります?
私は木枯らし吹いて、冬が来たなーって曲といえば、槇原敬之の「冬がはじまるよ」か、アイシクル・ワークスの「バーズ・フライ(Birds Fly -Whisper to a Scream-)」がドンピシャリ!
初めて聴いたアイシクル・ワークスがこの曲だった。聴いたというか PV を観たのがと言った方が正しいかな。多分、アメリカでヒットした1984年の方…。リヴァプール出身でヴォーカルの名前がイアン・マクナブなので、当時は「エコバニっぽいね♪ どれどれ?」なんて、ミーハーな気持ちで PV を観初めて、キレのあるアコースティックギターと骨太のヴォーカルにドカーンとやられました。
なんだ、なんだ、この人達カッコイイ!
落ち葉の舞う中で歌い出すイアン・マクナブ。シンプルだけれど、落ち葉の陰と光がとても美しい。イアンはジョン・テイラーとトム・ベイリーを足して2で割ったような甘いマスク。なかなか素敵な男の子なんだけど、なぜか印象に残るのはスピード感溢れるカメラワークと曲のキレ。アイドルっぽさよりも、曲の良さが際立っていて本当にカッコ良い。
曲のサビの繰り返しの部分、キレッキレです。「ICILE WORKS = つらら工場」って名前なのかなって、勝手に思ってましたが、つららのように澄んでいて、キラキラして、エッジがとびきり尖った曲を作る彼らなんですよね。
We are we are we are we're just children
Finding our way around indecision
We are we are we are rather helpless
Changes forever
Whisper to a scream
当時、英語を学び始めた私にはこの歌詞がわからないことだらけで、自分なりに「人間は小さくて大したことなくて、空を飛ぶ鳥の方がよっぽど素敵。だから、鳥や自然に敬意を払って、自分らしく生きなくちゃいけない」なんて風に勝手に捉えていたのです。そんなピュアで力強いメッセージをあの頃私は彼らの PV から受け取っていました。
ええ、解釈が違うだろうことはわかっているんです! だって、まだ中学生だったんですもの… でもね、そんな曲が皆さんにもありますよね? 独自解釈を大事にしている曲って!
ところで、今年もこの曲が聴きたくなって、イアン・マクナブを検索したところ、まだ音楽活動を続けていました。彼は全然、鈍っていないし、まだまだ「キラキラつらら」です。むしろ、新しい曲のほうが、もしかしたら今の自分に合っている気もして、なんだか嬉しい。
今後、彼の来日はあるのかな… ビルボードあたりが呼んでくれないかしら? 是非是非、生でキラキラしたあの「つらら」を観てみたい。
2018.12.17
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YouTube / TheArkive
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