7月31日

産業ロックにゾッコン!やっと “ジャーニーが好き” と言える時代がやってきた!

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ジャーニーのアルバム「エスケイプ」が米国でリリースされた日
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やっと「ジャーニーが好き」と言ってもOKな時代がきた


ジャーニーが好き

―― 僕ら50代の音楽好きにも、やっと公言できる時代がやってきました。

“産業ロック” と名付けられ、大衆受けを狙った売上至上主義、大袈裟な割に内容のない音楽… と不名誉な扱いを受けていたカテゴリー。

常にチャートの上位を賑わしていたにも関わらず、音楽マニアから蔑まれていたが故に、友達には言えなかった好きなアーティストの数々、ボストン、カンサス、フォリナー、エイジア、TOTO、REOスピードワゴン、スティックス…。

どんなにトム・ショルツ(ボストン)は天才だと思ってギターの音色をコピーしても、あのボストンのフニャフニャな女の尻しか追っかけてないような歌詞のお陰で、パンクやグランジがのしていた時代には隠れキリシタンのように息を潜めてました。

もうこの産業ロックが好きだという「遥かなる想い」は墓場まで持ってゆくしかないと思い、夜な夜なYouTubeで昔のライブを一人掘り返すことを密かな楽しみにしてました。

芸人・永野に「ラッセンが好き〜」と繰り返される度、昔ハワイに初めて行った時「やっぱラッセンは綺麗だなぁ」と思った自分を恥じて蓋をしたのと同じように、苦笑いを浮かべて矛先がこちらに来ないように口をつぐむしかなかったのです。

大ヒットドラマで流れる、ジャーニー「ドント・ストップ・ビリーヴィン」


ところがいつの間にか風向きが変わっていました。

・大ヒットミュージックコメディドラマ『glee / グリー』の合唱部で歌われるメイン曲が「ドント・ストップ・ビリーヴィン」で、実は今の若者たちは何の偏見もなくこの曲を知っていた。



・アメリカでコロナが猛威を振るった流行初期の頃、入院した患者が完治して退院する時、この「ドント・ストップ・ビリーヴィン」をかけて医療スタッフと患者たちが見送るという感動的な場面に使われ全米中でこの催しが繰り返された。

・大谷の活躍で大リーグの放送を見る人が増え、7回のセブンス・イニング・ストレッチの時に様々な球場で流れる産業ロックの数々には老いも若きも共に歌える “名曲” 感が出ていた。

・ライブが減少し、外タレも来日しないという閉鎖的な音楽状況の中、懐メロ思考が強まった。

… というようにジワジワと「あれ? もしかして好きって言っても大丈夫かも?」が広がってきました。時代の流れと共にこの音楽を取り巻く状況が大きく変わっていたのです。

行く末を憂うがゆえのカテゴライズだったけど…


そもそもこれらの音楽を「産業ロック」と名付けたと言われ、拝金主義と音楽の立ち位置を憂いていた某雑誌の編集長兼音楽評論家の方も(僕らの世代はこの方のFM番組を録音して繰り返し聴き、共にロックの行く末を想像したものでした)、今では通年通して行われる巨大フェスの立派な第一人者になられ、産業ロックを体現されており、あの “憂い” は何だったのかわからない状態でもあります。

要するに喉元すぎたからそろそろ僕らも大手を振って歩いても良いのかなぁ… と。

なので産業ロックの名曲だけ集めたLIVE『産業ロックナイト』を、2022年9月15日にケネディハウス銀座でやります。

もちろん「ドント・ストップ・ビリーヴィン」(ジャーニー)はマストで演りますよ!

THE JUGGLER「産業ロック」のプレイメモ


こんなに皆が好きなのに、なんで今までそんなに「産業ロック」のカバーバンドはいなかったのでしょう? 答えは簡単です。スティーヴ・ペリー(ジャーニー)みたいに歌える男性シンガーが日本には少なかったのです。

そんな地声で押せるハイトーンシンガーなら、十中八九ジャンルはメタルを選びます。

二井原実さん然り、人見元基さん然り、稲葉浩志さん然り(ずっと思ってるんですが根本要さんが歌ったらこのジャンル、絶対ハマります)。

ところが僕もついに業界35年目にして出会いました。

普段はILLUSION FORCE(イリュージョン・フォース)というスピードメタルバンドをやっているJinn Jeon君です。韓国出身で、英語、韓国語、日本語で歌えます。3オクターブ出るから、なんでもござれです。

THE JUGGLERにはウクレレシンガーのアーシーなKAIKI君、R&Bが得意なダンス系のHIDE君と三者三様異なるヴォーカリストがいて、選曲が変わります。いうなれば各話ごとにコンテナを変えるサンダーバード2号状態なのです。

最近日本のレコード会社の洋楽と邦楽のセールスの比率は8:92だそうです。

今じゃすぐ聴ける定額制のサブスクもあるし、アイドルの握手会みたいな軽風俗的接触販売が洋楽にはないから仕方ないのでしょうが、完全に風前の灯です。

せめてここまでの人生約50年頑張って生きて小銭を持てた僕たちが、若い頃買えずに後回しにした旧譜でも買わないとこの8%も消えていきます。

「産業ROCK」

―― もう何と呼ばれてても良いんじゃないですか? 好きなら全く問題ないです。

1981年にアルバム『エスケイプ』の1曲目としてリリースされたこの曲、40年を経て銀座で(マスクで)大合唱ってなんかよくないですか?


★THE JUGGLER LIVE情報


『ZOKKON NIGHT Vol.6』
“産業ロック” にゾッコン! 〜ジャーニー、ボン・ジョヴィ、ヴァン・ヘイレン、TOTOにエアロスミスも!〜

80年代、そのサウンドは人気とは裏腹に?!高貴な音楽好きからはこう言われて 揶揄された、「産業ロック」。 なぜなら、そのサウンドは、キャッチーで煌びやかで聴けば心の中にエネルギーがみなぎり、とてもじゃないが口ずさんでなんかいられない! 大声で歌いた くなってしまう… ん?! めっちゃイイじゃないか「産業ロック」! そうだ、僕たちは大好きなのだ!「産業ロック」を!

そんな大盛り上がり間違い無し! の「産業ロック」の名曲たちを、プロミュージシャンによるカバーバンドTHE JUGGLERの演奏でお楽しみ下さい!

開催:2022年9月15日(木)
開演:19:00
会場:ケネディハウス銀座

ライブ:大渡亮、渋谷有希子、松本淳、坂本夏樹、JEON JINN

トーク:金田有浩(Golden Time Age CLUB)/ 太田秀樹(Re:minder)

料金:3,500円(税込)+ご飲食代
主催:Golden Time Age CLUB、Re:minder、ヒビノ株式会社

※チケットはケネディハウス銀座のホームページ、及び電話にて

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2022.08.27
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