2022年 4月20日

早見優インタビュー ① デビュー40周年、そのルーツはカーペンターズと山口百恵?

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早見優の映像作品「LIVE 1984~1985」がリリースされた日
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1982年4月21日に「急いで!初恋」でデビューした早見優のキャッチコピーは「少しだけオトナなんだ」。ハワイ育ち、英語が堪能という才色兼備なキャラクターで、“花の82年組” と呼ばれた同期の新人アイドルの中で注目を集め、5枚目のシングル「夏色のナンシー」のヒットで人気を確実なものとした。
その後は女優、タレントとしても幅広く活躍し、2人の娘の母親となった今も変わらぬ魅力で精力的に活動を続けている。デビュー40周年を迎えた今年は期間限定のYouTubeチャンネルも開設。4月20日にはアニバーサリーアイテムの第1弾として、初CD&DVD化となる『早見優 LIVE 1984~1985』がリリースされた。
新曲も含めてさらに様々な企画を準備中だという今、40周年を迎えての心境やこれまでの活動についてたっぷりとお話を伺った。第1回は、歌手に憧れていた幼少時代からデビューに至るまで。デビュー曲の秘密や同期の新人たちとの関係も語られる。

第1回
デビュー40周年、そのルーツはカーペンターズと山口百恵?


サンミュージックのオーディションで歌ったのは




― 小さい頃から将来は歌手になりたいと思われていましたか?

早見優(以下、早見):そうですね、歌を歌うのは大好きで、あの頃はまだレコードの時代でしたから、お小遣いを貰っては買いに行って、レコードが擦りきれるほど聴いてましたね。カーペンターズとか、バーブラ・ストライサンドとか。

― ジャズシンガーだったお父様の影響もあったのでしょうか?

早見:父親のジャズはあまり記憶にはないんですけど、祖母がとても音楽が好きだったので、その時代のものをよく聴いてました。アンドリュー・シスターズとか、フランク・シナトラにドリス・デイ。ちょっと昔になりますけどね。

― 日本の歌手で好きだった方はいらっしゃいますか?

早見:山口百恵さんが大好きでした。サンミュージックのオーディションも百恵さんの歌とカーペンターズの歌を一曲ずつ歌ったんです。「プレイバックPart2」と「イエスタディ・ワンス・モア」でした。

― あえて全然違うタイプの2曲を選ばれたんですか?

早見:いえ、そこまで深く考えずに(笑)。歌える曲ってなんだろうと考えて歌っただけだと思います。今みたいにカラオケとかなかったので、当時サンミュージックで生徒さんを指導していた先生のピアノに合わせて歌ったんです。

― デビューのきっかけはスカウトだったんですよね。

早見:音楽は好きでしたけど、まさか本当に歌手になれるとは思っていなかったので、夢って叶うんだって思ってびっくりしました。その頃住んでいたハワイの三越デパートのエレベーターで。忘れられません。

デビュー曲は「急いで!初恋」資生堂のコマーシャルも決定




― いざデビューとなった時にはどんな心境でしたか?

早見:実は最初にデビュー曲としていただいたのは、結果的に「急いで!初恋」のB面になった「潮風の予感」という曲だったんです。まだアレンジも出来る前で、なんかフォークっぽい歌だなと思ったのが第一印象でした。私はフォーク世代ではなかったので、新鮮な感じもあったんですが、どうやって歌えばいいのかなという気持ちもありましたね。そこからアレンジが上がってきたらテンポアップしてポップスらしくなったんですけど。

― アレンジでずいぶん変わりますよね。でもそれが「急いで!初恋」に変更になるんですね。

早見:レコーディングが終わって、初めて自分の歌声を聴かせてもらったら、歌ってる時とはかなり印象が違ったんですね。もっと感情移入してたはずなんだけどな… とか、残念に思っていたら、そこで資生堂のコマーシャルが決まって。デビュー曲が変わりますと言われて、そんなことあるんだと思いました。未知の世界だったので期待感とかはないですし、自分ではあまりピンときてなかったんですよね。いただいたものを素直に受けとめるという感じでした。

― 初めてのレコーディングはやはり大変だったんでしょうか?

早見:「急いで!初恋」の中で「♪Sweet sweet sweet dreaming my love」っていう英語の歌詞があって、それをネイティブ発音で歌ったら、ディレクターさんから「何言ってるか判りにくいからカタカナで歌って」って言われたんですね。それにすごく抵抗を感じて「ちょっと気持ち悪いです」って言ったのを憶えてます。それで一応2テイク録ったら、結局は英語らしい発音の方を使ってくれたんですけど。作詞の先生がコピーライターの方だったので、キャッチーだなと思いましたね。

ライバル意識よりも「みんなで頑張ろう!」


― デビューされた1982年は新人アイドルがすごい顔ぶれでしたが、やはりお互いライバル視されていたんでしょうか?

早見:たしかに取材の時なんかは、「ライバルは誰ですか」って聞かれることは多かったですね。でも当時の私たちは、もしかしたら私だけだったかもしれませんが、あの子には負けたくないとか、そういう感情はなくて、本当にみんな仲が良かったです。歌番組もいっぱいあった時代で、毎日のようにみんなと顔を合わせてましたから。それも今みたいに控え室も個別ではなく大部屋だったので、となりに(石川)秀美ちゃんが座って、「今日お化粧する?」「どうしようか、ファンデーションやめようかな」とか言って。今考えるとファンデーションもなしでテレビに出るなんて随分なことだったんですけど、そういう時もありました。「色が黒いからわからないでしょ」なんて思ったりして。今は4Kとか8Kだから無理ですよね(笑)。

― それまでの芸能界はライバル同士の熾烈な争いというのがあったと思うので、その頃から徐々に変わっていったんじゃないですかね。

早見:そうですね、担当してくれていた当時のマネージャーさんからも、「そんなに仲良く喋らないよ普通は。みんなライバルなんだから、負けちゃいけないっていうくらいの気持ちでやらないダメだよ」って言われてたんですけど、人と比較する意味がよく解らなくて。自分としては頑張るけど、学校のテストとは違って、結果っていうのはよく判らないものじゃないですか。勉強すればその分いい点数がとれるわけではないので。それよりも仲間意識の方が強かったんだと思います。みんなで頑張ろうっていう感じでしたね。

― その関係性は見ている我々にも伝わっていましたが、改めて伺うと嬉しいです。特に仲が良かったのはどなたでしたか?

早見:デビュー日が一緒だった秀美ちゃんや、松本伊代ちゃん。伊代ちゃんは半年早くデビューしてたので、最初の頃私たちは「伊代さん」って呼んでたんですよ。その辺は厳しい世界だったので、半年でも先にデビューされていたら、先輩・後輩という関係でしたね。賞とかだと規定があるので、結局は同期ということになって、いつの間にかその感じが無くなりましたけど。

― デビュー曲が発売された時、実際にレコード屋さんへ見に行ったりされましたか?

早見:たぶんしたとは思います。当時はレコード店へご挨拶に行ったり、キャンペーンなんかもありましたからね。そうすると必ず店員さんがレコードを前に出して並べてくれて。地方のレコード店では店頭で歌ったりもしましたし。あまり高くないステージだったりして、お客さんがすごく近いこともあったのを憶えてます。当時はミニスカートだったので、それがちょっと心配なくらいで、歌いづらかったということはないです。若いし、なにかとポジティブでしたよね。

― 実際にデビューされて生活が一変したということはあったでしょうか?

早見:初めのうちはそうでもなくて。もちろんそれまでとは違ってお仕事でいろんなところへ行くようにはなりましたが。私の場合は、「夏色のナンシー」が5枚目のシングルなんですが、そこからものすごく変わりましたね。毎月お世話になっていた『明星』とか『平凡』でも、それまではモノクロのページだったのが、「今月はカラーだよ」って担当の方が教えてくださったり。カメラマンの方からも「今日はカラーだからいっぱい撮るよ」って言われて。子供なのでよく解らないながらも、そういうもんなんだなと、すごく現実的なんだと思いましたね(笑)。

(取材・構成/鈴木啓之)

***

次回は、歌手デビュー、「夏色のナンシー」でのブレイク、アルバム制作について、影響を受けた洋楽、そして尊敬する先輩歌手についてのお話を伺います。

デビュー40周年のアニバーサリー 早見優の魅力を大特集!

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2022.04.23
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