4月21日

夏の扉を開けた松田聖子にキラキラの魔法をかけたのは誰?

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photo:SonyMusic  

1981年4月、僕が高校生になったその春にリリースされたシングル、それが松田聖子の「夏の扉」でした。そんなタイミングも相まってか、この曲は僕の心の「キラキラベストテン第1位」を30年以上守り続けています。

シングル盤のジャケットこそ落ち着いた雰囲気ですが、このサウンドのキラキラ感は半端じゃありません。2005年に平井堅が名曲「POP STAR」を作ったとき参考にしたという逸話も十分頷けます。

これ、もちろん松田聖子本人の魅力が第一であるとは言え、アレンジを担当した大村雅朗の手腕に並々ならぬものを感じます。前年に手掛けた「青い珊瑚礁」そして「チェリーブラッサム」を経て、この「夏の扉」でひとつの完成形を示してくれました。

そう、松田聖子という優れた素材のギアを上げ、セカンドに加速させたのは、間違いなく大村雅朗の編曲だと思うのです。80年代を予感させる新しいサウンドは78年頃から出始めていましたが、そんな動きを敏感にキャッチし、メインストリームに持ち込んだのが当時20代後半の大村だったことは想像に難くありません。

そうやって時代の波に乗った松田聖子プロジェクトは、次のシングル「白いパラソル」から松本隆を招き入れ、84年までの4年間(19歳から22歳)にわたって彼女の最盛期を築き上げていくことになるんですねえ!


夏の扉 / 松田聖子
作詞:三浦徳子
作曲:財津和夫
編曲:大村雅朗
発売:1981年(昭和56年)4月21日

2016.01.10
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1965年生まれ
マイケル上大岡
「夏の扉」というタイトルどおりのキラキラでしたね。
ギターのバッキングの疾走感といいシンセサイザーのキラキラは風景が見えるよう。しかも洗練された第一期聖子ちゃんカットが完成形になった頃です。
2016/04/27 10:55
2
返信
カタリベ
1966年生まれ
太田秀樹
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