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地味なヒットが真骨頂、アメリカ以外でも再評価すべきボブ・シーガー!
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ボブ・シーガーのシングル「月に吠える」がビルボードHOT100で最高位(2位)を記録した日
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photo:45cat  

共有感満載の80年代洋楽ヒット!ビルボード最高位2位の妙味 vol. 26
Shame On The Moon / Bob Seger & The Silver Bullet Band


日米間の人気格差最大アーティストの80年代代表といえば、それはもうボブ・シーガー(&ザ・シルヴァー・ブリット・バンド)の右に出るものはいないだろう。

特に77年から87年の10年強の間は、ブルース・スプリングスティーンにも匹敵するかという勢いのレコードセールスとライブ動員を誇り、アメリカを代表するスーパースター級のロックバンドとして君臨していたわけだが、日本での知名度はそれほどでもないというのが実情だった。

しかし、70年代後半から80年代にかけてボブはビルボード・シングルチャート上位の常連だっただけに、日本においては一部のチャートファン~アメリカンロック好きにとって、その一連のヒットソングはたまらなく愛おしい思いに駆られるに違いない。

そして80年代24番目に生まれたナンバー2ソングは、ボブ・シーガー&ザ・シルヴァー・ブリット・バンド「月に吠える(Shame On The Moon)」だ(83年2~3月4週2位)。


ボブ・シーガー最大のヒットにして、日本における共有感が最も高いのは、映画『ビバリーヒルズ・コップ2』の主題歌で彼ら唯一の全米ナンバーワンとなった「シェイクダウン」だろう。

実に単純明快なわかりやすさ、疾走感あふれる、いかにも80年代的なポップアメリカンロックという作風で、従来のボブファンからの賛否両論はありつつの、納得の大ヒットソングであった。

「シェイクダウン」に次ぐヒットとなったのが「月に吠える」ということになるが、この曲を含む他の一連のトップ10クラスのヒットソングは、地味な部類に捉えられがちである。

スロウ~ミディアム調の作品ばかりで、おまけにひげ面のムサいおっさん風情(82年時点で37歳)が歌っているわけで、日米間人気格差は結局埋まることなく現在に至ってしまっている。

これはもうジョン・クーガーやトム・ペティの比ではなく、実に残念ながら致し方ないと言わざるを得ない。

しかし、この一連の地味なヒット曲たちこそが、ボブ・シーガーの真骨頂というか、アメリカでの人気の礎を築いた作品群であり、ポップミュージックの歴史において燦然と輝いているという事実は、しっかりと後世に受け継いでいきたいものだ。

渋い光を放つ出世作「ナイト・ムーヴス」、永遠不滅の壮大なミディアム「スティル・ザ・セイム」、カントリーテイストを加味した「ファイヤー・レイク」、そして人生の縮図を描き涙を禁じ得ない「アゲインスト・ザ・ウィンド」。

これらは、ボブ・シーガーがなぜ本国で絶大なる支持を得たのかがきっと理解できるであろう、そんな名曲たちだ。

30年以上の時を経て、アメリカ以外でもっと再評価されてもいい、そんなボブ・シーガーなのであった。


脚注:
「Night Moves」(77年4位)
「Still The Same」(78年4位)
「Fire Lake」(80年6位)
「Against The Wind」(80年5位)
「Shame On The Moon」(83年2位)
「Shakedown」(87年1位)

2017.05.18
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