6月25日
どれも名曲、サザンオールスターズが名曲を生み出すキーコード♪ ②
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サザンオールスターズのデビューシングル「勝手にシンドバッド」がリリースされた日
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前回は、サザン・ストレートキーコード「D(メジャー)」をご紹介しましたが、次は何と言っても名曲ばかりのサザンオールスターズの楽曲を語る上で欠かせないあのコードを、ご紹介しましょう。

題して、サザン・王道ロックキーコード「Em(マイナー)」です! 出ました!

この「Em(マイナー)」は、サザンソングには欠かせない、ノリノリ系ポピュラーロックが多く、ライブのアンコール前の最後の曲も「Em(マイナー)」が多いのです。

1978年6月25日に発売された記念すべきデビューシングル「勝手にシンドバッド」。イントロ、歌詞、音楽番組での扮装や立ち振る舞い、その全てが衝撃的に思った方は多いのではないのでしょうか?

そして、この曲こそサザン・王道ロックキーコード「Em(マイナー)」の代表曲と言っても過言ではないでしょう。

コードが「Em、Am、D、G、C、F#7、B7」というこの7つのコードだけで作られてるのに、キャッチーで耳に残りやすい歌詞とメロディーを作り出せるのは、あのメンバーの演奏力の高さがなければ、成立しないんじゃないでしょうか?

もし、デビュー曲が「いとしのエリー」で、その後に「勝手にシンドバッド」が発売されていたら、埋もれてたかもしれません。

80年代に入ってから、シングルにおいては「Em(マイナー)」のキーコードは少ないのですが、アルバム曲で言いますと、「メリケン情緒は涙のカラー」「My Foreplay Music」などを挙げることができます。

「メリケン情緒は涙のカラー」は、1984年に発売されたアルバム『人気者で行こう』に収録されている楽曲で、横浜の名所の他に偉大な喜劇人の名前も入った戦後のストーリー。これをロックで歌っており、最後のCメロが素晴らしい。


 良くない予感を脱ぎ捨てて
 彼女の帰りを待つの


歌詞も意味深く、まるで聴くレトロ小説のよう… 尚且つコード進行がストーリーの急展開を助長するような構成で聴く者をさらに引き込みます。

「My Foreplay Music」は1981年に発売されたシングル「栞のテーマ」のB面曲です。直訳すると「私の前戯音楽」―― つまり、男と女のカラミを歌にしたストレートな楽曲なのですが、この曲はサザンのライブでもオープニングで歌う確率の高い人気曲です。

イントロのピアノ、次にギター、そしてドラムといった厚みのかかる演奏がいいんですねぇ。あの原由子さんのピアノのイントロだけで、高揚しちゃいます。

この「My Foreplay Music 」に通じるものがあるかどうかはわかりませんが、80年代のサザンのシングルで唯一の「Em(マイナー)」キーコードが1989年に発売された「フリフリ'65」です。

この曲は、フジテレビで放送されていた伝説のコント番組『夢で逢えたら』のオープニングテーマとしても知られていますが、バブルを象徴するようなディスコでの艶めかしい模様を描いた曲になっています。「連れの女はピンクのレザー・ショーツ」「かっぽれエッチなモーション」「黎明期の陰部は乱気流」―― 随所にエロワードを盛り込んだ、桑田佳祐さんの遊び心満載な部分が感じられます。

続いて1992年にシングル「涙のキッス」と同時発売で出されたシングル「シュラバ★ラ★バンバ SHULABA-LA-BAMBA」―― この曲は、先ほどの「フリフリ'65」に似たディスコ調のサウンド、造語や韻を踏んだラップまがいのエロティックな歌詞を散りばめた、これは完全なる本番行為な歌です。

この中に出てくる「そりゃ大好きなERIKO☆ERIKO」とは、当時桑田さんが大好きだったセクシー女優の後藤えり子から来ている説と桑田さんのお姉様の名前から取ったとの説が混在しており、私としては後者の説であると願いたい。

しかし何と言っても、「Em(マイナー)」キーコードの決定版と言ってもいい名曲、いや迷曲シングルはこれで決まりでしょう。

「マンピーのG★SPOT」(1995年)

出ました! もうはっきり言って最初から最後まで意味がわかりません! でも面白い曲です! 僕がリアルタイムで聴いてたのは幼稚園の年長の頃でしたが「マンピーのG★SPOT」というワードが忘れられず、ずっと頭に残っていました。


 芥川龍之介がスライを聴いて
 “お歌が上手” とほざいたと言う
 僕はベッピンな美女を抱いて
 宴に舞うばかり


本当に意味がわかりません! しかしコード進行としては、ギターをやってる僕にとって、非常に楽しくなる不思議で複雑なコード進行でした。「BOHBO No.5」(2005年)もそうですね。この曲も「Em(マイナー)」キーコードで、尚且つ歌詞がエロい。

「フリフリ'65」
「シュラバ★ラ★バンバ」
「マンピーのG★SPOT」
「BOHBO No.5」

この4曲を聴いて共通して言えるのは、桑田さんは「Em(マイナー)」キーコードだと、下ネタに走りやすいということ。

そういえば、どぶろっくさんの歌ネタを桑田さんがラジオ番組で絶賛し「こういう唄を歌いたかった」とまで言っていたそうです。どぶろっく「もしかしてだけど」―― 実は「Em(マイナー)」キーコードなんですよ! 不思議ですねぇ。

総評すると、サザン・王道ロックキーコード「Em(マイナー)」とは、

下ネタが多い多いと言いながらも、前例として「勝手にシンドバッド」や「メリケン情緒は涙のカラー」といった名曲がベースとしてあり、お笑いで言うところの、ケンドーコバヤシさん、もしくはオアシズの大久保佳代子さんのような、憎めない愛され方をされる芸人のようなキーコードではないでしょうか?



歌詞引用:
メリケン情緒は涙のカラー / サザンオールスターズ
フリフリ'65 / サザンオールスターズ
シュラバ★ラ★バンバ / サザンオールスターズ
マンピーのG★SPOT / サザンオールスターズ


2018.08.13
22
  YouTube / サザンオールスターズ
 

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1989年生まれ
アンチエイジ徳泉
今日更新!こんかいはEmです!
是非とも!読んで見てください!
2018/08/13 11:34
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返信
カタリベ
1989年生まれ
アンチエイジ徳泉
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