フランク・シナトラが出演した映画「ダニー・ウィルソン物語(Meet Danny Wilson)」からとったバンド名がまず素敵。ジャジーでお洒落なタッチなんだけどメロディがとてつもなくポップな楽曲群にも非常に痺れました。アルバムを2枚出して解散してしまいましたが、私はこのバンドが本当に大好きで、ゲイリー・クラークがのちに組んだバンドやソロアルバムなども追っかけのように愛聴してきました(93年のソロ『愛を綴った10の短編(Ten Short Songs About Love)』は名盤!)。
得てして、音楽系のサクセスストーリー系はバタ臭くなるケースが多いけど、この映画のカラッとした空気感はダブリンの空気感なのかな?書下ろしの楽曲も素晴らしいしね。ただ、85年の設定でデュランのリオを取り入れてるのがな、残念。85年なら"Reflex" "Wild Boys" "A view to a kill" もあっただろうに。