ゴダイゴ50年の歴史を振り返るアニバーサリーツアー 2026年にデビュー50周年を迎えたゴダイゴは現在、アニバーサリーツアーで全国をまわっている。その一環として、5月30日(土)にはスペシャル公演、SGC presents 『GODIEGO 50th Anniversary Live〜感謝の旅〜』が東京のLINE CUBE SHIBUYAで開催された。
この日は、彼らの50周年を祝うため多くのファンが駆けつけ、チケットはSOLD OUT。客層は7:3ぐらいの割合で女性が多く、ゴダイゴと共に青春期を過ごした人々に混じり、平成育ちと思しきファンもあちこちで目に付く。開演アナウンスに続いて会場が暗転すると、メンバーが登場。ミッキー吉野はお馴染みのハットを被り、スタンドマイクの前にタケカワユキヒデが立つと、ドラムソロに続き「リターン・トゥ・アフリカ」からライブはスタートする。
前半は、映画『HOUSE ハウス』の劇伴に使用された「君は恋のチェリー」や、ヘビーなロックナンバー「Dead end~Love flowers prophecy」などの初期作品と、活動再開後に発表されたナンバーを織り交ぜながら進んでいく。曲の合間には、バンド名の由来からメンバー参加の経緯、いくつもの面白エピソードを挟みながらゴダイゴの50年の歴史を振り返っていく構成だ。
Photo:中村光江
ゴダイゴの多彩な音楽性と、圧倒的な演奏力 メンバーはミッキー吉野(key)、タケカワユキヒデ(Vo)、スティーヴ・フォックス(B)、トミー・スナイダー(Dr)、吉澤洋治(G / B)の5名に、サポートメンバーの竹越かずゆき。加えてこの日はサックス吉田治、トランペット奥村聖、トロンボーン川原聖仁による “ゴダイゴ・ホーンズ” も参加。ホーンセクションが加わったことで、緻密で高度な演奏がパワフルに、より重層的なサウンドとなって観客に届けられる。
タケカワが “ヒット曲もあるが、もっといい曲がいっぱいある” “比較的新しい歌も歌っていきます” とMCで語っていた通り、この日のライブはゴダイゴの多彩な音楽性と、圧倒的な演奏力の高さを堪能できるステージが展開された。ステージから放射状に伸びるライトの美しさに加え、曲によってはレーザー光線を使った幻想的な演出も施され、芳醇な楽曲群をより一層盛り上げてくれた。
ギタリスト浅野孝巳へ思いを馳せる「ひさしぶりマイ・フレンド」 中盤ではトミー・スナイダーがマイクを握り、5月4日に訃報が伝えられた作曲家・大野雄二との思い出を語る。ゴダイゴと大野雄二は縁が深く、特にトミーは『ルパン三世』関連の楽曲や、大野が音楽を手がけたアニメ『海底超特急 マリンエクスプレス』のテーマ「ザ・マリン・エクスプレス」をトミーが歌うなど関係が長く続いていた。この日は大野の代表作であり、セルフカバーアルバム『Yuji Ohno, You & Explosion Band -Made In Y.O.- 』でトミーがボーカルをとった「人間の証明のテーマ」を、魂のこもった熱唱で届けてくれた。
さらに、ゴダイゴの前身 “ミッキー吉野グループ” 時代からのオリジナルメンバーで、2020年に他界したギタリスト浅野孝巳へ思いを馳せるかのように、浅野が作曲した「ひさしぶりマイ・フレンド」をタケカワが思いを込めて歌う。歌い終えた後、誰もいないギターの場所にピンスポットが当たり、ミッキー吉野が手を空に向けてかざすと、まるでその場所に浅野が立っているかのような感動的な演出だった。
旅立って行った者たちの思いを受け止めながら、残された者たちが音楽を続けていく。今回の50周年記念ライブのセットリストには、祝祭感だけではなく、そんなメッセージが込められているように思えた。ゴダイゴがずっと伝え続けてきた愛と平和、まだ見ぬ世界への憧憬、次の世代の子供達へ向けたポジティブなメッセージの数々に加え、キャリアを重ねた者たちだけが表現できる、深く温かい音楽の絆を、この日会場に集まった多くのファンが受け止めたことだろう。
2階席から笑顔で手を振る堺正章 ここからライブは後半戦に突入。「ビューティフル・ネーム」では、会場を左右2つに分け、「♪Woo wah woo wah Lalalala」の箇所を観客に合唱させ、どちらの声が大きいかを競う、彼らのコンサートではおなじみの “声量バトル” が行われた。
「ホーリー&ブライト」では撮影OKとなり、会場のあちこちからスマホを掲げる姿が。また直前のMCで、タケカワから “今日は会場に堺正章さんが来てくれています!” と紹介され、2階席から笑顔で手を振る堺に温かい拍手が届けられた。堺といえば、ゴダイゴがブレイクするきっかけとなったドラマ『西遊記』で孫悟空を演じていたのはご存知の通り。
さらに堺とミッキー吉野は、ザ・スパイダースとザ・ゴールデン・カップスのメンバーとして、ともにグループサウンズ全盛期を盛り上げた旧知の仲でもある。今年、“生涯最後のバンドをやりたい” という堺の言葉に応え、ミッキーが “堺正章 to MAGNETS” にキーボードで参加していることもあり、まさに50周年記念にふさわしい会場の雰囲気だった。
プログレバンドとしてのゴダイゴの実力を存分に発揮した「威風堂々」 アンコールの「モンキー・マジック」では、タケカワが曲間でペーパー・ストリーマー(歌舞伎などで見られる、蜘蛛の糸のような演出)をシャーッと投げるおなじみのパフォーマンスも大いに会場を沸かせた。
ラストの曲は、彼らのライブでも圧倒的な人気を誇る「威風堂々」組曲。エドワード・エルガーの行進曲「威風堂々」第1番の主題をモチーフとして作られており、プログレッシブ・ロックバンドとしてのゴダイゴの実力を存分に発揮した1曲だ。平和への願いが込められた雄大なナンバーで、この日のライブは幕を閉じた。
この日のコンサートは、8月9日(日)夜7時より、日本で唯一の歌謡曲専門チャンネル『歌謡ポップスチャンネル』でテレビ初独占放送が決定している。また、同チャンネルでは、7月から3カ月連続で『GODIEGO 50th Anniversary』特集を組んでおり、多彩なプログラムでゴダイゴの魅力が堪能できる。多幸感にあふれたスペシャルライブの模様をお見逃しなく!
Information 1976年4月にデビューし、50周年を迎え今もファンを熱狂させ続ける伝説のロックバンド、ゴダイゴ。「銀河鉄道999」「モンキー・マジック」「ガンダーラ」「ビューティフル・ネーム」など、数々の名曲が世代や国境を越えて愛され続けている彼らの最新ライブツアー。今回は2026年5月30日に開催された東京・LINE CUBE SHIBUYAの模様を、テレビ初独占放送!
▶ GODIEGO 50th Anniversary Live ~感謝の旅~ 放送日時:8月9日(日)19:00〜21:00
VIDEO また、彼らのデビュー50周年を記念して、7月から9月まで3カ月連続でゴダイゴを特集!7月は、歌謡ポップスチャンネルで過去に放送したオリジナル番組から、2022年にタケカワユキヒデ、ミッキー吉野をそれぞれお招きし、ゴダイゴの歴史と楽曲の魅力に迫った2つの番組を特別に再放送。
▶ 飯尾和樹とコムアイの音楽クエスト GODIEGO特集 放送日時:7月26日(日)21:00〜22:00
▶ GODIEGO ミッキー吉野 SELECTION 放送日時:7月26日(日)22:00~23:00
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2026.07.18