2026年 5月27日

音楽の新しい楽しみ方「昭和レトロ 歌謡秘宝館」ジャケ買い感覚で未知の名曲を見つけよう!

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日本クラウン「昭和歌謡復刻シリーズ」第7弾配信日
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​​幅広いラインナップがそろっている「昭和歌謡復刻シリーズ」第7弾


『昭和レトロ 歌謡秘宝館』というYouTubeチャンネルをご存知だろうか。クラウンレコード(現:日本クラウン)の膨大な楽曲アーカイブの中から、主に1960年代後半から1970年代初頭の激レア楽曲を厳選した、まさに “秘宝" の名にふさわしいお宝チャンネルである。

昭和が終わり、バブル景気が弾けたあとに生まれた私は、後追いながら昭和歌謡・昭和ポップスをそれなりに聴き込んできたつもりでいた。しかし、このチャンネルを見ると、まだこんなに知らない曲がたくさんあるのかという事実を突きつけられ、嬉しい意味で頭を抱えさせられている。

そんな発見の喜びを、ぜひ多くの人と共有したい!復刻プロジェクト『昭和歌謡復刻シリーズ』第7弾では、山岸英樹とサムソナイツ「こころがわり」、日高吾郎「流れ者小唄」、山下洋治とムーディ・スターズ「恋ざめ」など、全39作品が新たに配信解禁となった。歌謡曲、ムード歌謡、ポップスまで幅広いラインナップが出揃っているが、“この膨大な激レア楽曲たちをどこから聴いてよいかわからない” という方に向けて、このチャンネルに並ぶ楽曲たちの楽しみ方を3つのポイントで紹介させてほしい。



​​ポイント1:画像にピン!と来たら聴いてみる


昭和歌謡は好きだけど、どこから聴けばいいか分からない……? という方にまず薦めたいのが、ジャケット写真と曲名を見て “お?” と思ったらクリックするやり方、ただそれだけだ。レコード店で “ジャケ買い” をしたことがある人ならわかるはずだ。歌手名も知らないのに不意に気になったジャケットを購入してみたところ、ドンピシャで好きな曲だったときの、あの興奮!

それが結果的によく知られた大ヒット曲だったとしても関係ない。見つけて、見出したのは自分だ、という感覚が、その曲への愛着を何倍にも膨らませる。YouTubeならそのハードルはさらに低い。ホコリまみれのレコード棚を漁る必要も、緊張しながらレコード屋の扉を開ける必要もない。日々のルーティンでYouTubeを開くついでに “お?” と思ったらクリックするだけでいい。

ペドロとクリスティーナ「フライト・ナンバー522」はまさにそんな経緯で見つけた1曲だ。鮮やかな水色と青、抜けるような空の色となびく髪が印象的なジャケット。「フライト・ナンバー522」という洒落た曲名も心をくすぐる。
実際に聴いてみるとボサノバ風の軽快なナンバーで、「522」を「♪ファイヴ・トゥ・トゥ・トゥ」と繰り返すフレーズが耳に残る。ジャケットから受けた旅情のイメージとも、不思議とよく似合っている。



​​ポイント2:曲を入口に、とことん深掘りする


このチャンネルに登場する歌手や楽曲は、ペドロとクリスティーナのように、ネット上を検索しても有力な情報が出てこないことがしばしばある。1960年代以前はそれ以降に比べて、ネット上の情報が圧倒的に少ない。普段1970〜80年代を中心に聴いている私が1960年代に疎いのも、調べても情報が見つからず、深掘りの気力を失ってきたことが大きい。ちょっと気になる段階にいる人間にとって、そもそも情報がないという状態は致命的だ。

だからこそ、サブスクでの配信は画期的だった。情報より大切な楽曲そのものに、簡単に触れられるようになった。曲が聴ければ、歌詞やアレンジから楽曲の魅力そのものに触れられる。さらに配信サービスのクレジットを見れば、作詞・作曲者や発売年といった基本情報もわかる。それだけでも手がかりとしては十分だ。あとは気になった名前を片っ端から検索してみる。ひとつ調べれば次の糸口が見つかる。そのうちに謎の有識者のブログに行き着くこともあり、それが大変勉強になったりもする。つまり曲さえ聴ければ、こっちのものなのだ。

それにあたって、もうひとつ見逃せないのがYouTubeのコメント欄である。ネットのどこにも落ちていない情報や貴重な感想を、さりげなくコメントしている有識者がここにも見られることがある。各種サブスクと併用しながら、YouTubeのコメント欄はしっかりチェックしておきたい。

​​ポイント3:楽曲に出会えた奇跡を噛みしめる


『昭和歌謡復刻シリーズ』第7弾で配信された作品にはいずれも魅力的な楽曲が並んでいるが、その中でも特に注目したい楽曲が、日高吾郎「唇がかわくの」だ。「唇がかわく」という小さなモチーフだけで1曲を書き上げている。そこから香るアダルトな雰囲気を見事に表現した歌声、おしゃれでロマンティックな曲調、そして生楽器の豊かな響きも心地よい名曲だ。



日高吾郎は俳優・声優としても知られ、長年、北海道でラジオパーソナリティとして活躍。2018年に逝去されたが、北海道のラジオ好きには今も記憶に残っている人が多いことだろう。そんな彼が1960年代後半に歌手としてリリースを重ね、1970年に発表したのがこの曲だった。

ところが…… 《ポイント2:曲を入口に、とことん深掘りする》に従って検索しまくっても、この「唇がかわくの」に関する情報はネット上にはほぼ皆無といっていい。確かにこういうことはままある。しかしこれは、裏を返せばまたとないチャンスでもあるのだ。『昭和レトロ 歌謡秘宝館』でこの曲が配信されなければ、レコード店で奇跡的に出会ってジャケ買いでもしない限り、私はおそらくこの曲を知ることはなかっただろう。

またとない新たなめぐりあいのチャンスでもある「昭和レトロ 歌謡秘宝館」


ひとの人生で出会える楽曲の数には限りがある。積極的に発信してくれる人がいなければ、一生のうちに出会えない曲のほうが、圧倒的に多い。そんな曲と、もしかしたら出会えるかもしれない機会がこのチャンネルにはある。『昭和レトロ 歌謡秘宝館』はリアルタイムで聴いていた人が再び懐かしい楽曲に巡り会える場所でもあるが、後からやってきたリスナーにとっては、またとない新たなめぐりあいのチャンスでもあるのだ。

その一期一会の扉は、“お?” と気になる画像をタップするだけで開く。もちろん私もまだまだ知らない曲だらけだが、それは、これから出会っていける曲だらけということでもある。
YouTubeチャンネルの再生リストには第7弾の配信楽曲を含む全曲プレイリスト『昭和レトロ歌謡曲〜ALL SONGS PLAYLIST〜』も用意されている。気になる曲を見つけたら、そこからどんどん寄り道してみてほしい。そうして出会った1曲が、あなたにとっての “奇跡の1曲” になるかもしれない。


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2026.07.09
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カタリベ
1992年生まれ
さにー
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